『鏡リュウジのタロット占い』鏡リュウジ著

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この本は【初心者向】です。
占い上の意味としての【解釈
を主に掲載しています。

冒頭で鏡先生は、この本を「カンニングペーパー」である、とお書きになられていますが、個人的には初心者が「カンニングペーパー」として使うのは若干ハードルが高く、ある程度リーディングが出来る人が示唆の幅を広げるには、ちょっと物足りないように思います。

とは言え、鏡先生のサンプルリーディングが2例ではあるものの読む事が出来る点、数秘術を使って生年月日から照応するタロットを割り出し「お守り」として活用する方法が紹介されている点、既存のスプレッドが中心とはいえ、この価格帯にしては12個と多くのスプレッドが紹介されている点をどのように評価するかが「買う・買わない」の分水嶺になるかなと思います。

一読した感想としては初心者が最初にする1冊というよりは鏡先生のタロットリーディングを読んでみたいという方向けかなと思います。
タロットに関しての鏡先生のご意見としては前著と比較して目新しいものは特に掲載はないように思います。

大アルカナは1ページに1つのカードに対して4つのキーワードと、キーワードから導き出される示唆がそれぞれ3~4つずつ、小アルカナは1ページに3つのカードに対して1つのキーワードと11のキーワードが掲載されています。

解釈はすべて正位置のみです。
これについて鏡先生は
”私は、正位置と逆位置の意味にとらわれ、そこにこだわりすぎてしまうことよりも、出たカード1枚1枚をじっくりと見つめ、そこからわき上がるインスピレーションを大切にすべきだと考えています(P127)”
と述べておられます。

個人的には、鏡先生の意見に賛同致しますけれども、この本を「カンニングペーパー」として利用したい人には若干ハードルが高いかな、というようには感じます。
逆位置に対する考え方としてメアリー・K・グリアー先生の逆位置に対する考え方も紹介されていますから、これを参照にすれば書かれている解釈+展開結果から逆位置のリーディングも可能ではあるのですが、「カンニングペーパー」といえるかは判断の分かれるところかなと。

スプレッドの紹介は12と、このページ数の書籍にしては多いです。
中でもホロスコープスプレッドは「年運・テーマ別」「年運・月運」「1日の運勢・時間運」「方位」の四つに分けて紹介されています。
そのほかのスプレッドは「シングルクロス」「スリーカード」「ダイヤモンドクロス」「ケルト十字」「ヘキサグラム」「プラネタリー」「グランホースシュー」「生命の樹」が紹介されており、プラネタリーとグランホースシュー以外は比較的オーソドクスなスプレッドが紹介されているといえます。

個人的に面白かったのは第5章の「タロット占いケーススタディ」です。
このセクションではグランホースシューと生命の樹を使った鏡先生のサンプルリーディングが紹介されています。
それぞれのカードをどのようにリーディングしているかのみならず「読みやすく・わかりやすく」伝えるお手本として参考になるかと思います。

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