『タロット こころの図像学』鏡リュウジ著

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(2017年6月追記)『タロット こころの図像学』の内容は2017年に発行された『タロットの秘密』の中に再編集された形で収録されております。
興味のある方は『タロットの秘密』をご購読になられると良いでしょう。
以下は、2016年のレビューとなります。

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鏡リュウジ先生による大アルカナの解説書。
この本は『愚者と奇術師』のように大アルカナを2枚ずつ解説しています。
これはあとがきに雑誌『鳩よ!』に連載された時の名残と思われますが、2枚のカードに対して二ページ~三ページ割いているので、分量として少なくはありません。
とはいえ、この本はタイトルにあるようにタロットカードの「図像」を解説する事が主眼におかれ「タロット占い」の解説書としては使いにくいのは事実。

文章は平易で読みやすいので、機会があればご一読を、と言いたいところですが、残念な事に古書扱いで、取扱価格も定価を超えています。
この書籍が高額で販売される背景は幾つかのタロット・魔術関連のウェブサイトや書籍で「必読書」として紹介されているからだと推測しますが、販売されている金額を支払ってまで入手すべきか、については何とも言いがたいです。

図像学で言うならば井上教子先生の『タロット象徴事典』でも十分に間に合いそうですし、ユング的視点に立脚するなら(勿論予算があえば、ですけれど)サリーニコルズ先生の『ユングとタロット』を紐解いても、とも思います。

この手の「古書だけれど高額取引されている本」というのは「何か凄い事が書かれているに違いない」という思いになる方も多いとは思いますが、購入する前に図書館で借りてザックリでも良いので目を通してから購入を検討することをお薦め致します。

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