隠者

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概要

『隠者』のタロットカードが持つイメージは”孤独と導き”です。


山頂にいる隠遁の老人がカンテラを照らす理由を考えてみると良いでしょう。

隠者

『隠者』と呼ばれる老人は山奥に一人佇み、金色の杖を持ち六芒星の輝くカンテラを掲げています。
カンテラは一体何を照らしているのでしょう。
山でしょうか、それとも山を登ってくる誰かの道しるべなのでしょうか。
あるいは、自分自身の心を照らしているのかもしれません。

ディテール解説

孤独そうに見える老人

『隠者』と呼ばれるカードはモノトーンの背景に、雪山と思わしき大地、カンテラを掲げた老人がうつむき加減に描かれています。
老人が、雪の中でカンテラを掲げている様子が「孤独」として捉えられ、『隠者』の意味のトップに「孤独」が上げられるのはカードを見たときの直感的な解釈と言っても良いでしょう。

カンテラの中で輝く六芒星

ウェイト版タロットでは、カンテラを良く見ても中に六芒星があるように見えませんが、六芒星が明確に描かれているカードも多いです。
『隠者』が六芒星の入ったカンテラを掲げているのは「この場所」に来て貰う為の道標であると同時に『隠者』自身を俗悪なものから遠ざけるための魔除けとされています。

隠者は孤独に見えますが、カンテラを照らす事によって「この場所」に来て貰う事を望んでいるのかもしれません。
あるいは誰かに自分の存在に気づいて欲しいと願っているのかもしれないですね。

解釈の例ー正位置

状況:一人になる・真実の発見・自己研鑽
心境:精神的な結びつき・謙虚さ・マイペース
対策:焦らないこと・尊重する・内省する

解釈の例ー逆位置

状況:他者との縁が感じられない・壁を作る・未熟さ
心境:神経質になる・頑固さ・猜疑心を持つ
対策:コミュニケーションの必要性・社会に参加する・自分の技量を認識する必要性

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