運命の輪

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【概要】

『運命の輪』のタロットカードが持つイメージは”岐路・交差点”です。
あなたの目の前には選択があり、そのうちのいずれかを選ぶ(あるいは選ばない)時が訪れつつあります。

車輪がゆっくりと、しかし確実に回っています。
「T・A・R・O」 を「R・O・T・A」に書きなおされたものが、聖四文字と交互に輪に刻まれています。
車輪の上には、事の成り行きを見張るかのように青いスフィンクスが剣を持って鎮座しています。
車輪の左には蛇が、右側にはアヌビスが描かれ、車輪を取り囲むようにエゼキエルの幻視に登場したと言われる四聖獣が顕現しています。
この車輪はどちらに回っているのでしょう。
運命の輪は確実に回っており、まさに転機であると言えますが、だからと言って必ず良い知らせが訪れるとは限らないのです。

【ディテール解説】

●運命の輪

このカードには沢山の象徴が描かれていますが、描かれている象徴から占いの示唆を読み取るのが難しいカードの一つです。
『運命の輪』の占いの示唆を大吉・大団円としている人が多いのは「運命」という言葉からの想像かもしれませんし、必ずしも間違ってはいませんが『運命の輪』=大吉かというとそうでもないように感じます。

ウェイトの言葉に従うなら『運命の輪』は「人生の流転」を示唆していると言えるでしょう。
そこには「良いこと」だけではなく「良くないこと」も含まれています。
また、運命のように大きな流転であることから「自らの意志ではどうすることも出来ない」「なりゆきまかせ」という暗示として出る事も多いです。

●R・O・T・Aと聖四文字の描かれた輪

『運命の輪』には「R・O・T・A」という文字が描かれており、その間に聖四文字がヘブライ文字で描かれています。
ROTAは「運命の輪」を指し「TARO」すなわちタロットのアナグラム(文字の入れ替え)でもあります。
また『女教皇』の持つ巻物に書かれている「TORA」も「ROTA」「TARO」のアナグラムである、という指摘もあります。

此処から『運命の輪』は神の御業によるものであり、私達の運命は神様によって見守られ、委ねられているんですよ、という事になります。
占いとして捉えるなら『運命の輪』は転機のカードである事は間違いなさそうですが、その転機の先にあるのが「良いこと」か「悪いこと」かは誰にもわからないですよ、ということになるでしょう。

●運命の輪を見守る四聖獣

運命の輪を見守るかのように四聖獣が雲と共に顕現しています
四聖獣というのはエゼキエルという預言者の夢に登場した生き物で、四大元素とも関わりがあると言われています。
あなたの運命は「大いなる存在」によって見守られていますよ、と言ったところでしょう。

●下るテュポン・登るアヌビス

ウェイトは『運命の輪』の左側にいる蛇を「テュポン(あるいはタイフォン)」である、と書いています。
時々右側の赤いほうを「テュポン」だとしている方がいらっしゃいますが、ウェイト自身がエリファス・レヴィの『運命の輪』をモチーフにして制作しているので、レヴィが「右には上昇するヘルマニュビス、左には下降するテュポン」書いている事から右側に描かれているのはアヌビスだと類推することが出来るでしょう。

占いの示唆として採用するなら「事の成り行きを見守る」「何が起きるかはわからない」あるいは「悪は滅び、善が残る」という示唆を導く事が出来るでしょう。

【解釈の例ー正位置 】

状況:転機・変化・運命的な導き
心境:岐路に立っている・幸運の訪れを予感する・状況を前向きに捉える
対策:成り行きに任せる時・変化を見守る

【解釈の例ー逆位置 】

状況:悪化・変化に適応出来ない・タイミングを逃す
心境:諦め・ピークを過ぎる・損をする
対策:諦めない・自ら変えてゆく・事態を静観するとき

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