アーサー・エドワード・ウェイト

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1857年10月2日 アメリカ・ブルックリン生まれ。 1942年5月19日没。
『黄金の夜明け団』等に所属し、ウェイト版タロットを考案した人として知られますが、その活動の中心は隠秘学(学問としてのオカルト)、フリーメイソン、カバラなど多岐に渡っています。
本項目では、ウェイト版タロットが出版された前後の書籍を紹介し、付録にウェイトの著作などを付記致しました。
※リンク切れや、追加情報ありましたらTwitterの@tarotnaviにご連絡くださいますと幸いです。

The tarot of the Bohemians

https://archive.org/details/b24884510
1910年 William Rider & Son社発行

ウェイトによるパピュスの『ボヘミアのタロット』の英語訳本。
この翻訳と同時にウェイト版タロットの制作が行われています。
興味深いのは表紙で、パピュスのタロットの本なのにウェイト版タロットの『運命の輪』が使われているのが特徴。
この表紙が初版から採用されているそうですが、かなり大胆な試みだと思います。

A manual of cartomancy, fortune-telling and occult divination

https://archive.org/details/manualofcartoman00gran
1909年 William Rider & Son社発行
A.E.ウェイトのペンネームのひとつであるグランドオリエントの名義で書かれたカードによる未来予知の手引き書。

125ページからタロットカードの解説がありますが、ウェイト版タロットとは異なる解説となっています。
ウェイトは『The Pictorial Key to the Tarot』の中でA manual of cartomancyに言及する(http://www.sacred-texts.com/tarot/pkt/pkt0203.htm)という手の込みようとなっております(笑)

巻末の広告には『パメラコールマンスミスデザインのタロットカード』と『AEウェイトによる解説書』および前述した『ボヘミアのタロット』が掲載されています。
このことから『A manual of cartomancy, fortune-telling and occult divination』はウェイト版タロットおよび『The tarot of the Bohemians』以降に出版されたと推測します。

※The Key to The Tarotの中身がThe Pictorial Key to the Tarotと同一かは私は確認出来ていません。

occult_review 1909年12月号

http://www.iapsop.com/archive/materials/occult_review/occult_review_v10_n6_dec_1909.pdf

ウェイト版タロットの絵が最初に紹介されたとされる本。

文中に”THE OCCULT REVIEW have recently issued a certain Manual of Cartmancy”と書かれているのでManual of Cartmancyより後に発行されているのは確定。
The tarot of the Bohemiansの言及もあるので、The tarot of the Bohemians以降に書かれたのも確定。
問題はThe tarot of the Bohemiansの表紙ですが、初版からウェイト版『運命の輪』を使っていないように思いますが、調べうる範囲では不明ですし、The tarot of the Bohemians初版からウェイト版の『運命の輪』を使っているほうが面白いかなと(ご存じの方いらっしゃいましたらご指摘ください)
【207/10/03追記】西洋魔術博物館‏(@MuseeMagica)様より”パピュスの「ボヘミアン」ライダー社刊は1910年(実際は1909年冬)の初版からあの運命の輪の表紙です https://twitter.com/MuseeMagica/status/915164873650200577 ”というお返事を頂戴致しました。ありがとうございます。


ウェイト版タロットの絵が幾つか紹介されていますが本来19番である『太陽』がなぜか18番の表記となっています(画像をクリックして確認してみてくださいね)
「どうしてそうなった」感は強いですね。

The Pictorial Key to the Tarot

http://www.sacred-texts.com/tarot/pkt/index.htm
1911年 William Rider & Son社発行
言わずとしれたウェイト版タロットの解説書として私たちが読む事の出来るウェイト自身の解説書。

【付録1】ウェイトのセカンドタロット

http://www.britishmuseum.org/research/collection_online/collection_object_details/collection_image_gallery.aspx?assetId=1089907001&objectId=725678&partId=1
ウェイト版タロットを発表して10年ほど経過した頃、ウェイトはタロットの制作に関与します。
22枚の構成による神秘的なイラストですが、著作物は大英博物館の管理下にありますので、此処では画像の紹介は省略します。
日本では『ウェイトのセカンドタロット』として紹介される事が多いですが、マーカス・カッツ先生は Abiding in the Sanctuary として紹介しています。

【付録2】”The Pictrial Key to the Tarot”に掲載されている書籍一覧

”The Pictrial Key to the Tarot”の『A CONCISE BIBLIOGRAPHY OF THE CHIEF WORKS DEALING WITH THE TAROT AND ITS CONNEXIONS』という表題で紹介されている書籍一覧。
リンクの記載があるものは、インターネットアーカイブやGoogleBook等で閲覧可能なものです。
尚、掲載は発行順ではなく”The Pictrial Key to the Tarot”の掲載順です。

Monde Primitif, analyse et compare avec le Monde Moderne / Antoine Court de Gébelin ,1781
『原始の世界』として知られるクール・ド・ジェブランの著。
タロットに関する記事はP365-410に、また、ジェブラン氏によるカードは巻末に掲載があります
尚、タロットに関する記事は後述する『Researches into the History of Playing Cards』に英訳があります。
https://archive.org/details/mondeprimitifana08cour
https://books.google.co.jp/books?id=5AdZAAAAcAAJ&printsec=frontcover#v=onepage&q&f=false

Les Septs Nuances de l'euvre philosophique Hermitique / Etteilla ,1786
http://bnam.fr/IMG/pdf/sept.pdf

Maniere de se recreer avec le Jeu de Cartes, nommees Tarots / Etteilla ,1785
『タロットと呼ばれるカードで遊ぶ方法』と呼ばれる本です。
http://gallica.bnf.fr/ark:/12148/bpt6k622723

Fragments sur les Hautes Sciences / Etteilla ,1785
https://books.google.co.jp/books?id=qdHgqW1ExDgC&printsec=frontcover#v=onepage&q&f=false

Philosophie des Hautes Sciences / Etteilla ,1785

Jeu des Tarots, ou le Livre de Thoth / Etteilla ,1788
https://books.google.co.jp/books?id=JypbAAAAcAAJ&printsec=frontcover#v=onepage&q&f=false

Lecons Theoriques et Pratiques du Livre de Thoth / Etteilla ,1790
https://books.google.co.jp/books?id=LCpbAAAAcAAJ&printsec=frontcover#v=onepage&q&f=false

An Inquiry into the Antient Greek Game, supposed to have been invented by Palamedes / James Christie ,1801
https://books.google.co.jp/books?id=jftdAAAAcAAJ&printsec=frontcover#v=onepage&q&f=false

Researches into the History of Playing Cards / Samuel Weller Singer ,1816
巻末にクール・ド・ジェブランの『原始の世界 』の英訳が掲載されています。
https://archive.org/details/researchesintoh00singgoog

 Facts and Speculations on Playing Cards / W. A. Chatto ,1848
『遊戯札の事実と推測』プレイングカードの歴史についての解説。
遊戯札が何種類か掲載されていますが「なぜか」タロットカードは除外されています。
https://archive.org/details/factsandspecula00chatgoog

Les Cartes a Jouer et la Cartomancie /D. R. P. Boiteau d'Ambly ,1854
1854年に作成された「カード占い」の本。
日本ではあまり言及が見られない歴史的なカードの紹介もあります。
https://archive.org/details/lescartesjouere00damgoog
https://books.google.co.jp/books?id=KMQPAAAAIAAJ&printsec=frontcover#v=onepage&q&f=false

Dogme et Rituel de la Haute Magie / Eliphas Levi ,1854
『高等魔術の教理と祭儀』として知られるエリファス・レヴィの著書。
https://archive.org/details/b24884340_0001 教理編
https://archive.org/details/b24884340_0002 祭儀編

Les Romes: Histoire Vraie Des Vrais Bohemiens / J. A. Vaillant. Demy ,1857
https://archive.org/details/lesrmeshistoire00vailgoog

Histoire de la Magie  / E'liphas Le'vi ,1860
『魔術の歴史』として知られるエリファス・レヴィの著書。
https://archive.org/details/laclefdesgrands00consgoog
https://books.google.co.jp/books?id=Daxd1vuwMH0C&printsec=frontcover#v=onepage&q&f=false

La Clef des Grands Mysteres/ Eliphas Levi ,1861
『大いなる神秘の鍵』として知られるエリファス・レヴィの著書。
https://books.google.co.jp/books?id=wapB10NrJ3IC&printsec=frontcover#v=onepage&q&f=false

L'Homme Rouge des Tuileyies / Paul Christian ,1863
ポールクリスチャンによる『チュイルリー宮殿の赤い男』

The History of Playing Cards / E. S. Taylor ,1865
Les Cartes a Jouer et la Cartomancieの英訳版?
https://books.google.co.jp/books?id=qKxAAAAAcAAJ&printsec=frontcover#v=onepage&q&f=false

Origine des Cartes a Jouer / Romain Merlin ,1869
https://books.google.co.jp/books?id=FKxBAAAAcAAJ&printsec=frontcover#v=onepage&q&f=false

The Platonist /1884-5
https://books.google.co.jp/books?id=IsBAAAAAYAAJ&printsec=frontcover#v=onepage&q&f=false

Lo Joch de Naips / Joseph Brunet y Bellet ,1886

The Tarot: Its Occult Signification, Use in FortuneTelling, and Method of Play / S. L. MacGregor Mathers ,1888

Traite Methodique de Science Occulte / Papus ,1891
https://archive.org/details/b24884534

Le Livre des Splendeurs / Eliphas Levi / 1894
https://books.google.co.jp/books?id=YL7TEssFy1oC&printsec=frontcover#v=onepage&q&f=false

The Magical Ritual of the Sanctum Regnum, interpreted by the Tarot Trumps / E'liphas Le'vi and edited by W. Wynn Westcott ,1896
https://archive.org/details/magicalritualofs00lvie

●Comment on devient Alchimiste / F. Jolivet de Castellot ,1897
https://archive.org/details/commentondevient00jolluoft

Le Grand Arcane, ou l'ccultisme devoile / Eliphas Levi ,1898
http://gallica.bnf.fr/ark:/12148/bpt6k655196/

Le Serpent de la Genese / Stanislas de Guaita ,1902

L'Art de tirer les Cartes / Antonio Magus ,1908

Le Tarot Divinatoire: Clef du tirage des Cartes et des sorts / Papus ,1909

Le Tarot des Bohemiens / Papus ,1889
パピュスの『ボヘミアンのタロット』のフランス語版。
https://archive.org/details/clefabsoluedelas00papuuoft
https://books.google.co.jp/books?id=vDTgoD9H82QC&printsec=frontcover#v=onepage&q&f=false

英訳版。ただしウェイト訳ではない
https://archive.org/details/absolutekeytoocc00papu
ウェイトによる翻訳
https://archive.org/details/b24884510

Manuel Synthetique et Pratique du Tarot / Eudes Picard ,1909

【付録3】インターネットアーカイブスで閲覧出来るウェイトの著作

https://archive.org/search.php?query=Arthur%20Edward%20Waite

ウェイトの名前はウェイト版タロットの作者として有名ですが、彼の著作のメインは隠秘学や聖杯研究、フリーメイソンリーなどにあるのは冒頭でも紹介したとおりです。
著作の一部がインターネットアーカイブスから閲覧することが出来ます。
この他にもオカルトレビューなどに文章を見ることが出来ますが、数が多いので此処では省略します。

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