タロットヘキサグラムリーディングレシピ2

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タロットヘキサグラムリーディングレシピ1』でヘキサグラムのリーディングの概要はお分かり頂けたでしょうか。
このレシピでもヘキサグラムのリーディングをご紹介しますが、『タロットヘキサグラムリーディングレシピ1』でリーディング手順が把握できたとお感じになられた方は、「自分ならどう読むか」を考えてから、私のリーディングと照らし合わせると、リーディングスキルが向上しやすい筈ですよ。
(自信の無い人はレシピを読むだけでも構いません)

【ご依頼内容】

私は、養女に迎えられた先で義理の母と義理の姉たちの世話をしている女性です。
魔法使いに言われるが儘、豪華な衣装に変身し、舞踏会に参加して、ガラスの靴を置き忘れてしまいました。
聞けば私とダンスを踊った王子様が、ガラスの靴を履いていた者を探しているとのこと。

王子様とダンスを踊った思い出は美しいものでしたし、王子さまが私の事を探しているというのは嬉しく感じます。
しかしながら、何処かで「家に王子様がいらっしゃっても、ガラスの靴は履かないほうが良いのでは」という思いが何処かにあります。

勿論、王子様は素敵な方です。
ですが、私のような者が、王子様の恋人としてふさわしいのだろうか、という不安が胸をよぎってしまうのです。

私は幼い頃に養女に出されて以来「お前は何をやっても不器用だ」「おまえなど嫁の貰い手もないだろうから、私たちの面倒をしっかり見るんだよ」と言われて育ってまいりました。
一緒に暮らす姉たちからも「おまえはまるで灰を被ったようだ」と言われ、器量が良くない事も知っています。
王子様が私の事を美しいと思ったのは、あの日私に魔法が掛かっていたからではないか、と思えてなりません。

王子様ご一行が、私たちの住む地方にいらっしゃるのは数日後だ、という噂を聞いております。
この儘名乗り出ないでおくのが良いようにも思うのですが、王子様がこの先もガラスの靴の持ち主を探すのではないかと不安です。

私はどのようにすれば良いか、占ってください。
(注:例題はフィクションであり、過去に頂いたご依頼を参考にしたものではありません)

【展開結果】

過去:ソードクイーン
現在:カップ4R
未来:ワンド10R
あなた:ワンド2R
周囲:星
対策:ワンド6
結果:運命の輪

※注:逆位置は『R』と表記しています。

【リーディング手順】

事前準備 展開結果の全体を俯瞰する

リーディングを始める前に「何処にどんなタロットカードが出ているか」を観察しましょう。
気持ちとしては展覧会などに行って絵を鑑賞するみたいな感じですね。

今回は、あなたの『ワンド2R』、対策の『ワンド6』、結果の『ワンド10R』とワンドが3枚出ているところが読みどころでしょうか。
特に対策の『ワンド6』は注意して読む必要がありそうです。

手順1 ご依頼文から『現状』に展開された札が焦点をあてている部分をみつける

3枚引き同様『現状』からリーディングをしてゆきます。
(※『現状』『過去』『未来』のリーディングについては『3枚引きのリーディング実例』もご参照ください)

リーディングに入る前に『現状』に展開された『カップ4』にどのような象徴が描かれているかメモを取ります。(※メモの例は省略します)
ご依頼の内容をとメモをしたタロットの象徴を見比べながら『カップ4R』に描かれている象徴が何を暗喩しているのかを考えましょう。
タロットに何が描かれているか分からない場合は、『タロットカードを「よむ」為に』やタロットの解説書、tarotnaviの『タロット解説』を参考にしてください。
以下に例を示しますが、例を読む前に皆様もどんな示唆が導き出されるか考えてみてください。

『カップ4』は、3つのカップを前にして木の下に座り、雲から差し出されているカップを受け取ろうとしていない人が描かれています。
カップは愛情を象徴しており、カップを受け取ろうとしていない様子が描かれていますので「機会を見送る・機会を得ることにとまどいがある」と読めます。
ご相談の内容を踏まえますと「ご依頼主様は、自分が王子様の愛を受け取れるような存在だとは思えない」とリーディング出来ます。

手順2 現状に展開された札の原因を作った要因を、『過去』に展開されたタロットを踏まえながら読む

現状に展開された『カップ4』をリーディングしましたら、過去に展開された『ソードクイーン』を読んでゆきましょう。
『過去』は『現状』を引き起こす要因を示しています。
要因、という書き方ですと分かりにくいかもしれませんので言い換えると「どうしてそうなったのか」を読めば良いわけです。

リーディングに入る前に『ソードクイーン』にどのような象徴が描かれているかメモを取ります。(※メモの例は省略します)
メモを取りましたら『ソードクイーン』に描かれている象徴が『現状』を引き起こす要因をどのように暗喩しているのかを考えましょう。
タロットに何が描かれているか分からない場合は、『タロットカードを「よむ」為に』やタロットの解説書、tarotnaviの『タロット解説』を参考にしてください。
コートカードは人物としてではなく状況や心境として暫定的にリーディングした後に、ご相談の中に登場する人物がいるかを検討するのが読みやすいですよ。
以下に例を示しますが、例を読む前に皆様もどんな示唆が導き出されるか考えてみてください。

『ソードクイーン』は剣を垂直に立て、天使と蝶の彫刻が施された椅子に座っています。
『ソードクイーン』は寂しさ・孤独感という示唆が良く知られていますが、この事は「ご依頼主様は、自分が王子様の愛を受け取れるような存在だとは思えない」という『現在』の示唆を踏まえて考えますと「ご依頼主様が義母や義理の姉から愛情を受け取る事が出来ず寂しい思いをしてきた」とリーディング出来ます。

※『ソードクイーン』に死別の示唆がある事を知っていると、ご依頼主様が養女に出された原因は両親との離別にある、というようにリーディングしそうになりますが、ご依頼文に書かれていないだけではなく、養女に出された先で幸せに暮らす事もありうるわけですから、今回のケースの場合「どうしてそうなったのか」の要因として読み取るのは適切ではないように感じます。

●手順3 『現状』および『過去』のリーディングを踏まえ『未来』のタロットを読む

『過去』のタロットをリーディングしたら『未来』のタロットをリーディングします。
『未来』というのは『過去』および『現在』の延長線にあります。
ですので『現状』および『過去』のリーディングを踏まえながら『未来』に展開されたタロットカードをリーディングしましょう。

『過去』および『現在』のリーディングをおさらいすると
・過去:ご依頼主様が義母や義理の姉から愛情を受け取る事が出来ず寂しい思いをしてきた
・現在:ご依頼主様は、自分が王子様の愛を受け取れるような存在だとは思えない
でしたね。

リーディングに入る前に『ワンド10』にどのような象徴が描かれているかメモを取ります。(※メモの例は省略します)
次に『ワンド10R』に描かれている象徴が『未来』をどのように暗喩しているのか『過去』『現状』を踏まえながら考えましょう。
タロットに何が描かれているか分からない場合は、『タロットカードを「よむ」為に』やタロットの解説書、tarotnaviの『タロット解説』を参考にしてください。
以下に例を示しますが、例を読む前に皆様もどんな示唆が導き出されるか考えてみてください。

未来に展開された『ワンド10』は10本のワンドを抱え、遠くに見える街まで運んでいる様子が描かれています。
街までの道のりは遠く、ワンドを運んでいる人の腰は曲がっていることから使命感を帯びている・重圧を背負っているという示唆を読む事が多いです。
過去および現在の示唆を踏まえつつ『ワンド10R』を見ますと「この儘ではご依頼主様は王子様が自分の事を探しているという重圧に耐えられそうにない」ことを暗喩していると読んで良いでしょう。。

●手順4 『あなた』に展開されたタロットを『現状』に展開されたタロットを踏まえながら読む

『あなた』に展開されたタロットカードは、ご依頼主様の心境を象徴・強調しています。
1枚だけで読んで読めない事もありませんけれど『現状』に展開されたタロットを踏まえながら読むと読みやすくなります。

リーディングに入る前に『ワンド2』にどのような象徴が描かれているかメモを取ります。(※メモの例は省略します)
メモを取りましたら『ワンド2』に描かれている象徴がどのように暗喩しているのか『現状』を踏まえながらを考えましょう。
タロットに何が描かれているか分からない場合は、『タロットカードを「よむ」為に』やタロットの解説書、tarotnaviの『タロット解説』を参考にしてください。
以下に例を示しますが、例を読む前に皆様もどんな示唆が導き出されるか考えてみてください。

『あなた』に展開されたタロットカードは『ワンド2』の逆位置です。
『ワンド2』は右手で地球儀を、左手でワンドを掴んでおり、「これまでのこと・これからのこと」を比較し、どちらかを選ぼうとしている様子が描かれています。

現状の『カップ4』を「ご依頼主様は、自分が王子様の愛を受け取れるような存在だとは思えない」とリーディングしている事を踏まえながら『ワンド2』をリーディングしますと「義理の母や義理の姉から受けてきた仕打ちから、自分がガラスの靴の持ち主だと言えないという気持ちと、名乗り出て王子様の愛に答えたいという2つの選択で揺れていて、決意する事が出来ない」ことを暗喩していると読んで良いでしょう。

●手順5 『周囲』に展開されたタロットを『現状』に展開されたタロットを踏まえながら読む

『周囲』に展開されたタロットカードは、ご依頼主を第三者的にみた場合、どのようにうつるか、あるいは特定の誰かの心境を象徴します。
1枚だけで読んで読めない事もありませんけれど『現状』に展開されたタロットを踏まえながら読むと読みやすくなります。

リーディングに入る前に『星』にどのような象徴が描かれているかメモを取ります。(※メモの例は省略します)
メモを取りましたら『星』に描かれている象徴がどのように暗喩しているのか『現状』を踏まえながらを考えましょう。
タロットに何が描かれているか分からない場合は、『タロットカードを「よむ」為に』やタロットの解説書、tarotnaviの『タロット解説』を参考にしてください。
以下に例を示しますが、例を読む前に皆様もどんな示唆が導き出されるか考えてみてください。

『周囲』に展開されているタロットカードは『星』です。
『星』は『3枚引きのリーディング実例2』でも触れていますように、リーディングのポイントは「星によって導かれ・あるいは自己に内在する希望(エネルギー)を感じるのは誰か」です。
今回のご依頼で言うならば『あなた』というポジションに展開されているということもあり、王子様が「星によって導かれ・あるいは自己に内在する希望(エネルギー)を感じ」ている、と考えて良いでしょう。
『カップ4』は「ご依頼主様は、自分が王子様の愛を受け取れるような存在だとは思えない」とリーディングしていますが、これはご依頼主様視点であり、王子様視点で見ると「カップという名の愛情を渡す側」となります。
従って『星』は「王子様は、ガラスの靴の持ち主が必ず見つかるとしんじている」ことを暗喩していると読んで良いでしょう。

●手順6 『対策』および『結果』に展開されたタロットを、特に『周囲』に注意しつつ全体を俯瞰しながら読む

此処まで読み進んできたら『対策』に展開された『ペンタクルエース』および『結果』に展開された『ペンタクルクイーン』を、今まで読んで来たタロットを踏まえながら読んでゆきましょう。

リーディングに入る前に、今までのリーディングをおさらいしてみましょう。
・過去(ソードクイーン):ご依頼主様が義母や義理の姉から愛情を受け取る事が出来ず寂しい思いをしてきた
・現状(カップ4):ご依頼主様は、自分が王子様の愛を受け取れるような存在だとは思えない
・未来(ワンド10R):この儘ではご依頼主様は王子様が自分の事を探しているという重圧に耐えられそうにない
・あなた(ワンド2R):義理の母や義理の姉から受けてきた仕打ちから、自分がガラスの靴の持ち主だと言えないという気持ちと、名乗り出て王子様の愛に答えたいという2つの選択で揺れていて、決意する事が出来ない
と読んでいます。
・周囲(星):王子様は、ガラスの靴の持ち主が必ず見つかると信じている

リーディングに入る前に『ワンド6』および『運命の輪』にどのような象徴が描かれているかメモを取ります。(※メモの例は省略します)
メモを取りましたら『ワンド6』『運命の輪』に描かれている象徴がどのように暗喩しているのか、特に『周囲』に注意しつつ全体を俯瞰しながらリーディングする
タロットに何が描かれているか分からない場合は、『タロットカードを「よむ」為に』やタロットの解説書、tarotnaviの『タロット解説』を参考にしてください。
以下に例を示しますが、例を読む前に皆様もどんな示唆が導き出されるか考えてみてください。

対策の『ワンド6』は『3枚引きのリーディング実例1』でも出ており「凱旋」「勝利」という示唆があります。
ですが対策として『ワンド6』を考えると「ご依頼主様が勝利する?」みたいに詰まる方もいらっしゃると思います。

馬に乗って凱旋してくる人物を王子様に見立てる、という読み方も考えられそうですけれど、王子様がご依頼主様のところに現れても、ご依頼主様の気持ちが「自分が王子様の愛を受け取れるような存在だとは思えない」である事を鑑みますとちょっと違いますね。

ですので『3枚引きのリーディング実例1』でも解説をしたオリーブのついたワンドを掲げ、白馬に乗った人物と、彼に付き従う人物が描かれているところに注目してみましょう。
白馬に乗った人がリーダーシップを取り、後の人は付き従っているようにもみえますよね。
では白馬に乗っているのは誰か、ですが今回のご依頼の場合ご依頼主様であることは明白です。

周囲の『星』を「王子様は、ガラスの靴の持ち主が必ず見つかると信じている」、現状の『カップ4』を「ご依頼主様は、自分が王子様の愛を受け取れるような存在だとは思えない」とリーディングしていることを踏まえながら『ワンド6』をリーディングしてみましょう。
そうしますと、弱気感のあるご依頼主様がイニシアチブ(積極性)を発揮してこそ問題は解決する、というように考えれば『ワンド6』が対策に出た理由がはっきりとわかりますね。

結果の『運命の輪』は、描かれた絵から示唆を読みにくいタロットではありますが、運命が変転する・選択の岐路に直面すると言った示唆がある、というのはおわかりかと思います。
対策に展開された『ワンド6』を「弱気感のあるご依頼主様がイニシアチブ(積極性)を発揮」する事によって『運命の輪』の示す結果に辿り着くわけですから王子様がご依頼主の家に来たときにガラスの靴を履くという積極的な行動に出ることによって、ご依頼主様の運命が大きく変転してゆくという事を暗喩しているとリーディングして良いでしょう。

●「占いの文章」として纏める

展開された全ての札を読み解きましたら、ご依頼主様「占いの文章」としてお伝えする為の文章にしてゆきましょう。
占いの文章を作成する過程で、パッと閃くようなものがあったり、文章を変更したいな、と思ったら変更を検討しても良いと思います。

タロット占いを伝える時「なぜ、そのようにリーディングをしたのか」の根拠をうるさくならない程度に混ぜると「占いとしての説得力」が増すと思います。
また、リーディング時には『現在・過去・未来』の順にリーディングしましたが、ご依頼主様にお伝えするときの順番は「言葉(文章)として分かりやすい順」に並び替えたり表現を変更してください。

以下に例を示します。

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ご依頼ありがとうございます。
現状に『カップ4』、過去に『ソードクイーン』が出ております。
『カップ4』は木の下に座り、雲から出た手によってさしだされたカップを受け取ろうとしていない人物が描かれています。
この事は、王子様がガラスの靴の持ち主であるあなた様を探しているのに、王子様の愛を受け取れるような存在ではない、とお感じになられていることを暗喩しております。
過去の『ソードクイーン』は、孤独感を象徴しております。
これは、ご依頼主様が義母や義理の姉から愛情を受け取る事が出来ず寂しい思いをしてきた事を暗喩しており、過去のお辛い経験が王子様の愛を受け取れるような存在ではないというお気持ちを引き起こしていることに繋がっている事をしめしています。

周囲に『星』がでております。『星』は希望を象徴しており、王子様がガラスの靴の持ち主が必ず見つかると信じている事を暗喩しています。
あなたのポジションに出ている『ワンド2』は右手の地球儀と左手のワンドのいずれかを選ぶ事が出来ない様子が描かれております。
このことから義理の母や義理の姉から受けてきた仕打ちから、自分がガラスの靴の持ち主だと言えないという気持ちと、名乗り出て王子様の愛に答えたいという2つの選択で揺れていて決意する事が出来ないお気持ちを暗喩しております。

未来の『ワンド10R』は、10本の棒を重そうに担いでいる様子が描かれております。
これはこの儘ではご依頼主様は王子様が自分の事を探しているという重圧に耐えられそうになことを暗喩しております。

対策に展開された『ワンド6』は「弱気感のあるご依頼主様がイニシアチブ(積極性)を発揮」する必要性を暗示しています。
すなわち王子様がご依頼主の家に来たときにガラスの靴を履くという積極的な行動に出ることによって、結果に展開された『運命の輪』の暗喩する、ご依頼主様の置かれた状況が大きく変わる道が開けることを暗示しています。

タロット占いのご依頼をお待ちしております

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