タロット3枚引きリーディングレシピ2

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タロット3枚引きリーディングレシピ1』で3枚引きのリーディング手順の概要はお分かり頂けたでしょうか。
このレシピでも3枚引きのリーディング手順をご紹介してゆきます。

【ご依頼内容】

私はシラクスという街で石工職人をしている者です。
先日、友人から「妹の結婚式に出席している間だけ、私の身代わりとなって欲しい」と頼まれました。
彼とは竹馬の友の関係であり、彼の頼みを断われなかったのですが、さすがに牢獄に入れられていると、本当に友人が帰ってくるのか心配でなりません。
そんな不安な私の元に王様より密使が遣わされ『「友人が帰って来ないことは明白だ。王様が正しかった」と皆の前で言うならば、おまえの命は助けてやろう』と言われました。
友人が刻限までに戻ってくれば良いのですが、もし彼が刻限までに戻って来なかったら、私の命は無いでしょう。
私を牢獄に入れている王様は、邪智暴虐な人物としておそれられ、街は火が消えたようになっています。
もし此処で私が王の誘いに乗って皆の前で王様が正しかったと宣言をすれば、多くの人が希望を失うかもしれません。
私は、王の誘いに乗るべきでしょうか。
それとも友人の帰りを信じて待つべきでしょうか。

【展開結果】

過去:星
現在:カップ5
未来:ソードペイジR

※注:逆位置は『R』と表記しています。

【リーディング手順】

手順1 占いの内容を意識しながら『現状』に展開されたタロットをリーディングする

タロット3枚引きリーディングレシピ1』同様『現状』→『過去』→『未来』の順で読んでゆきます。

リーディングに入る前に『カップ5』にどのような象徴が描かれているかメモを取ります。(※メモの例は省略します)
ご依頼の内容をとメモをしたタロットの象徴を見比べながら『カップ5』に描かれている象徴が何を暗喩しているのかを考えましょう。
タロットに何が描かれているか分からない場合は、『タロットカードを「よむ」為に』やタロットの解説書、tarotnaviの『タロット解説』を参考にしてください。
以下に例を示しますが、例を読む前に皆様もどんな示唆が導き出されるか考えてみてください。

『カップ5』に描かれた人物は倒れた3つのカップを見ていますが、背後には2つのカップが残っています。
倒れた3つのカップは失望を、背後に立っている2つのカップは、今は気づいていないけれど、可能性が存在することを暗喩しています。
ご依頼主様にとっての「背後に立っている2つのカップ」は、友人が帰って来る可能性・期待を象徴しています。
ですので『カップ5』は「友人が帰ってこないのではと不安に思っているけれど、帰って来ると信じたい」とリーディング出来ます。

此処に「川の向こうに城があり、川には橋が架けられている」から得られる示唆を加えてみましょう。
多くの占い師が言及するように川に架けられた橋と城は『ワンド4』を彷彿とさせますし、友人が帰ってくるシラクスの街を象徴していると考えて差し支えないでしょう。
つまり、ご依頼主様は友人がシラクスの街に帰還することを望んでいながら気づいていない(街を見ていない)、とリーディング出来ます。

手順2 現状に展開されたタロットの原因を作った要因を、『過去』のタロットから読み取る

『現状』に展開されたタロットカードをリーディングしましたら、次は『過去』に展開されたカードをリーディングします。
『過去』は『現状』を引き起こす要因を示しています。
要因、という書き方ですと分かりにくいかもしれませんので言い換えると「どうしてそうなったのか」を読めば良いわけです。

リーディングに入る前に『星』にどのような象徴が描かれているかメモを取ります。(※メモの例は省略します)
メモを取りましたら『星』に描かれている象徴が『現状』を引き起こす要因をどのように暗喩しているのかを考えましょう。
タロットに何が描かれているか分からない場合は、『タロットカードを「よむ」為に』やタロットの解説書、tarotnaviの『タロット解説』を参考にしてください。
以下に例を示しますが、例を読む前に皆様もどんな示唆が導き出されるか考えてみてください。

『星』のタロットカードをリーディングする時のポイントは「星の持つエネルギーによって導かれ・あるいは自己に内在する希望(エネルギー)を感じるのは誰か」です。
今回の例で言うならば、ご依頼主様が「星の持つエネルギーによって導かれ・あるいは自己に内在する希望(エネルギー)を感じている」わけですね。
ご依頼主様の「希望」は「自分を人質として差し出し、結婚式に行った友人が帰ってくること」ですね。
従って『星』は「ご依頼主様は、友人が帰って来ると信じて身代わりとなった」とリーディング出来ます。

手順3 『現状』および『過去』のリーディングを踏まえ『未来』の札を読む

『過去』のタロットをリーディングしたら『未来』のタロットをリーディングします。
『未来』というのは『過去』および『現在』の延長線にあります。
ですので『現状』および『過去』のリーディングを踏まえながら『未来』に展開された『ソードペイジ』をリーディングしましょう。

『未来』をリーディングする前に『過去』および『現在』のリーディングをおさらいしましょう。
『過去』および『現在』のリーディングをおさらいすると
『過去』に展開された『星』は「ご依頼主様は、ご友人が帰って来ると信じて身代わりとなった」
『現在』に展開された『カップ5』は「友人が帰ってこないのではと不安に思っているけれど、帰って来ると信じたい」
でしたね。

リーディングに入る前に『ソードペイジ』にどのような象徴が描かれているかメモを取ります。(※メモの例は省略します)
次に『ソードペイジ』に描かれている象徴が『未来』をどのように暗喩しているのか『過去』『現状』を踏まえながら考えましょう。
タロットに何が描かれているか分からない場合は、『タロットカードを「よむ」為に』やタロットの解説書、tarotnaviの『タロット解説』を参考にしてください。

『ソードペイジ』はコートカードですので「人物」としてリーディングしても良いのですが、此処では敢えて「状況」としてリーディングします。
コートカードを状況としてリーディングするには「どんな場所で」「エレメントをどのように扱っているか」に注目すると良いです。
※コートカードについては『コートカード』もご参照ください

以下に例を示しますが、例を読む前に皆様もどんな示唆が導き出されるか考えてみてください。
『ソードペイジ』は、強い風に吹かれながら剣を持ち、後ろを振り返っています。
コートカードでエレメントを見ていないのは『ソードペイジ』と『ワンドクイーン』『カップキング』の3枚ですが、いずれも「エレメント」以外に注意を払いたい状況・人物の存在を暗喩しています。

『ソードペイジ』の場合、身体をひねるようにして背後を見るくらいに「気になる・心配な事」の存在を暗喩しています。
今回の占いで、ご依頼主様は「ご友人が帰って来ると信じて身代わりとなった」ものの「友人が帰ってこないのではと不安に思っているけれど、帰って来ると信じたい」状況にあるわけですから『ソードペイジ』が暗喩する「気になる・心配な事」とは「友人が帰ってくる」かどうかです。
『ソードペイジ』は逆位置で示されていますので「友人が帰ってこないのでは、という疑いが解消される」とリーディング出来ます。

手順4 「占いの文章」として纏める

『過去』『現在』『未来』を読み解きましたら、ご依頼主様「占いの文章」としてお伝えする為の文章に纏めましょう。
占いの文章を作成する過程で、パッと閃くようなものがあったり、文章を変更したいな、と思ったら変更を検討しても良いと思います。
タロット占いを伝える時「どのようにリーディングしたのか」だけではなく「なぜ、そのようにリーディングをしたのか」の根拠をうるさくならない程度に混ぜると「占いとしての説得力」が増すと思います。
また、リーディング時には『現在・過去・未来』の順にリーディングしましたが、ご依頼主様にお伝えする時の順番は「言葉(文章)として分かりやすい順」に並び替えてください。
以下に例を示します。

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ご依頼ありがとうございます。
過去に『星』の正位置が出ております。
『星』のタロットカードは「希望・期待」を示唆しており「身代わりを依頼いたご友人は必ず帰って来る」と信じて身代わりをお引き受けになられた事を暗喩しております。

現在に『カップ5』の正位置が出ております。
現在に展開された『カップ5』には倒れたカップを見つめる人物が描かれております。
これは、あなた様もご友人が約束の刻限までに帰ってこないのではないかとご不安になられていらっしゃる事を暗喩しております。

しかしながら『カップ5』の人物の背後には「立っている2つのカップ」が描かれています。
従って、ご友人が帰ってくる可能性に気づく必要性も暗示しています。
未来に『ソードペイジ』が逆位置で出ております。
『ソードペイジ』は剣を抱えながら、その剣を見ておらず、周りを警戒するかのようにしていますね。
これはご依頼主様が「ご友人は帰って来ないのではないか」とというご心配を暗喩しています。
しかしながら『ソードペイジ』は逆位置で示されていますので、ご友人は約束の刻限までに戻ってきて、ご依頼主様のご不安は解消されるでしょう。

タロット占いのご依頼をお待ちしております

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