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7/5にひいたタロットカードは『女教皇』の逆位置です。

おはようございます。7/5にひいたタロットカードは『女教皇』の逆位置です。
今日『女教皇』の逆位置をひいた、『女教皇』の逆位置が気になったあなたは「自分の持っている知識を振りかざし過ぎないよう注意する」と良いでしょう。

『女教皇』はTORAと書かれた巻物を手にしています。
TORAというのはトーラー、ユダヤ教の聖書にあたる「モーセ五書」と呼ばれる書物で、普通の人は目にすることも理解することも出来ないくらいの知識や情報の象徴として描かれています。

“智に働けば角がたつ、情に棹させば流される、意地を通せば窮屈だ”
と小説に書いたのは夏目漱石ですが、自分の知っていることが「正しい」と感じても、知識によって誰かの言動を諌めるとギクシャクしがちですし、だからといって同情をするだけでは状況は変わらないということは「あるある」だと思います。

『女教皇』は「ヤキンとボアズ」と呼ばれる柱の前に座っています。
ウェイト版タロットではヤキンとボアズの柱は黒と白(どうみても灰色ですがw)に塗られているのが特徴的です。
『月』のカードに描かれた2つの塔、『節制』と『死神』に描かれた2つの山と同様に、『女教皇』に描かれた2つの柱は「境界線」を示していると同時に「白と黒」に塗られていることからコインの裏表のように2つでひとつの組み合わせを示しています。

カバラを勉強すると「峻厳の柱・慈悲の柱・中央の柱」という言葉が出てきますが「中央の柱」を立てるには「慈悲と峻厳」の柱が必要ですよ、そのバランスが大事なんですよ、バランスを取る為の知識は『女教皇』の持つ巻物に書かれているけれど、そう簡単には「学ぶ」事は出来ませんよ、と、そんなことが書かれているわけです。

勉強も大事だし知識を獲得することも大事ですけれど、それと同じくらいに人の心を知る事も大事で、バランスを保ちながら向上していきましょう、という事が示されているわけです。

それでは今日も良い一日を。

『女教皇』のタロットカード解説は、こちらもご参照ください

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