ワンドペイジに「知らせ」の意味があるのは何故ですか?

更新日:

 質問

ワンドのペイジが知らせの意味を持つのは何故ですか? 絵を見てもなぜ知らせの意味になるのかピンと来ません。
https://peing.net/ja/q/191a5f8c-1c6a-4a22-9ec0-a414d8a9a740 ”

 回答
『ワンドペイジ』を「知らせ」の示唆と読む理由は「伝統的なもの」と『ワンドペイジ』の描かれ方によるものです。

『ワンドペイジ』が担う2つの役割

他のコートカードにも言える事ですが、『ワンドペイジ』は2つの役割を担っています。
ひとつは「ペイジ」としての役割、もうひとつは「ワンド」としての役割です。
「ワンドペイジ」という「言葉を分解しただけ」のように思われるかもしれませんけれど他のコートカードも「ランク(職位:キング・クイーン・ナイト・ペイジ)」と「スート(情熱・受動・知性・現実)」のふたつの役割を果たそうとしている、ということを意識してみると良いでしょう。最初のうちは面倒ですけどね(笑)

ペイジは従者として「知らせをもたらす」役割を担う

コートカード(宮廷札)には「キング・クイーン・ナイト・ペイジ」の4つのランク(職位)が存在しています。
キングは王様、クイーンは女王様、ナイトは騎士というのは皆さんもご存知だと思いますけれど、ではペイジというのはどんなランク(職位)を指すのでしょう。

タロットの解説書などには「従者」ですよ、と解説されていることもありますね。
従者と言いますと、王様や女王様の傍にいて、身の回りのお世話をする存在のようにも思う方も多いと思います。
ですけれど「キング・クイーン・ナイト・ペイジ」の一行がを凱旋パレードをしている、と考えますと「これから王様と女王様がいらっしゃるぞ!」と触れて回るのが従者の役目(職位)になるわけです。
また、ペイジは王様・女王様の待つ宮殿に知らせをもたらす役割も担ってもいます。
従者=ペイジがもたらす「知らせ」は朗報であることもあれば、そうでない事もあるわけですね。

ワンドペイジは「情熱」を担う・持つ役割を果たす

『ワンドペイジ』が果たすもう一つの役割はワンドが象徴する「情熱・積極性」が「ここにある」ことを示す役割です。
情熱というのは本来、あなたや私の「心の中」にあるものですけれど、小アルカナは「象徴として見せて」いるわけです。
あるいは、あなたにとっての情熱が何処かから来ることを暗示しているのかもしれません。
例えば一目惚れのように不意に訪れる事を言っているのかもしれないですね。

『ワンドペイジ』の「よみ」方

タロットは大アルカナだけと78枚全部どちらで練習をはじめるのが良いですかでも小アルカナの読み方に言及していますが、ここでは『ワンドペイジ』に特化して具体的にどんな手順で「よむ」かを解説します。」
他のコートカードについてはコートカード』および『コートカードから「出来事」を読むにはどのようにすれば良いですかをご参照ください。

1.「エレメントを人物がどう扱っているか」

まず「エレメントを人物がどう扱っているかに着目」してみましょう。
『ワンドペイジ』は長い印象のある棒(ワンド)を掲げています。

掲げている、と書きますと分かりにくいかもしれないんですけれど、『ワンドペイジ』さんはワンドをほんの少しだけ浮かせて持ってるんですね。
『ワンドペイジ』のワンドは地面についていない。
それがどうした、と言われそうなんですけれど『ワンドキング』や『ワンドクイーン』のワンドは地面についてるんですね。

「間違い探しかよ!」と思うくらいに些細な話ではありますけれど『ワンドペイジ』は情熱の象徴であるワンドを「掲げている」んです。
先程も書きましたように『ワンドペイジ』の持っている棒は他のワンドのコートカードと比較しても見劣りしないくらいに長いのもポイント。

っていうか『ワンドナイト』の棒が短すぎなだけなんですけれど、いずれにせよ重量感はありそうですよね。
ワンドが情熱の象徴であるということを考えれば、長い(そして重い)ワンドを掲げるのは「情熱がある」事を暗喩しています。
『ワンドペイジ』さんは「何か良い事がありそう」とワクワクしている、情熱を感じている、という連想から「良い知らせ」が来ると考えることが出来ます。

2.「どんな場所にいるのか」

『ワンドペイジ』は三角形の山が連なっている場所に立っています。
ウェイトさんは「古墳かピラミッド」だと『ワンドナイト』のところで書いていますけれど、まあピラミッドですね(笑)
ウェイト版タロットが作られたのは1909年ですが、タロット(というか魔術)の源流はエジプトにある、と考えられていた時期でもあり(※注)、ピラミッドが描きこまれていても何ら不思議はありません。

いずれにせよ、エジプトは遠く、そして神秘に包まれた場所でもあるわけです。
今でも遠い感はありますけれど20世紀初頭となればなおさらでしょう。
エジプトにいく、となったら「オラワクワクすっぞ」どころの騒ぎではないわけですね。

ワンドのコートカードが立っている場所は「砂漠=火の象徴」である、という考え方もタロット解説書では良く見かけます。
ワンドは火の象徴であり、火は情熱や積極性を暗喩しています。
この事から「あなたにとって情熱を感じる場所・空間はどこですか」を問いかけている、と考えても良いでしょう。

(※注)その後の研究で「タロット=エジプト起源説」を考古学的に証明することは難しくなっています。
魔術の源流のひとつにエジプトがあるのかは魔術師さんが何を源流と考えるかの話ですのでここでは割愛します。

3.「どんな服装をしているのか」

『ワンドペイジ』は短めのチュニックにマントを羽織り、帽子を被っています。
帽子には赤い羽根が付いていますが、タロット研究家によっては大アルカナの『愚者・死神・太陽』に見られる羽根である、と考える人とワンドのエレメントである火を象徴していると考える人に分かれています。
『ワンドペイジ』の帽子の羽根飾りが何であれ『ワンドペイジ』はオシャレな印象があると同時に「旅支度」をしている訳です。
どうして旅支度か、とわかるかといえば「ピラミッド」と思える三角形の山がある場所に立っているからですね。
つまり『ワンドペイジ』さんは「エジプトなう」とドヤ顔でツイートするくらいなワクワクな状態にあるわけです。

『ワンドペイジ』のファッションは「あなたが身につけるだけでワクワクする・情熱を感じる・思わず欲しくなる服(モノ)は何ですか」を問いかけている、といえるでしょう。

4.『ワンドペイジ』の「知らせ」はニュースとは限らない

『ワンドペイジ』には従者として「知らせをもたらす・知らせを告げる」という役割がありますが、同時に「ワクワクしている気持ち」を持っている人物である、ということがお分かりになりましたでしょうか。
ここで付け加えておきたいのは『ワンドペイジ』のもたらす「知らせ」はニュースとは限らない、ということです。
「何を言ってるんだか」と思われるかもしれませんけれど「これから旅をするときのようなワクワクする気持ち」ですとか旅先から「エジプトなう」と誰かに伝えたくなるような、そんな気持ちも「しらせ」のうちにはいる、ということですね。

ですので『ワンドペイジ』が出たときは「あなたがワクワクする事は何ですか」「あなたが誰かに伝えたくなるような事は何ですか」「あなたがワクワクするような場所・出掛けてみたくなるようなところはどこですか」のように考えてみると良いですよ。

タロット占いのご依頼をお待ちしております

-

Copyright© TarotNavi , 2019 All Rights Reserved.