コートカードのキングと、大アルカナの皇帝の違いはなんですか?

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 質問

コートカードのキングと、大アルカナの皇帝の違いはなんですか?
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 回答
占いとして考えるだけで良いなら『皇帝』は「父親・父権・男性性・権力・安定性」を象徴していて、コートカードのキングは「ワンド・カップ・ソード・ペンタクル」の4つのエレメントをそれぞれ支配・リードする立場にある人物という違いがあげられます

エレメントが4つあるとはいえキングが4人もいるのは変な感じだな、と思ったり「コートカードで4人も王様いるのだから『皇帝』は別に無くても良いような」と感じる人もいるかも知れないですね。

『皇帝』と『王』の違い

タロットカードで『皇帝』はEmperor、『王』はKingと書かれていますね。
ではEmperorとKingは何が違うのでしょう。
これは、タロットが最初に作られたとされる1450年代のイタリア周辺の事情が関係しています。

1450年代のイタリアはカロリング朝の崩壊(875年)後統一がされることなく、都市国家として分裂し、それぞれ覇を競っていました。
中でも神聖ローマ帝国の影響下にある「皇帝派(ゲルフ Guelfi)とローマ教皇率いる「法王派(ギペリン Ghibellini)」の争いは、サン・ジミニャーノという小さな街に塔が乱立したり、シェイクスピアが「ロミオとジュリエット」の題材とした事でも知られています。

当時の王国は原則として世襲制でしたが、その土地を支配して良いというお墨付きは「皇帝」か「教皇」が与えていたんですね(ややこしい)

「父性・父権・安定性」という概念としての『皇帝』、支配する役割を与えられた『キング』

『皇帝』がローマ皇帝として「その土地を支配していいよ」と国王に許可したように『ワンド・カップ・ソード・ペンタクル』を支配しているのがコートカードのキングです。
『皇帝』のタロットカードが「父性・父権・安定性」などを象徴するのに対し、コートカードのキングは『ワンド・カップ・ソード・ペンタクル』をそれぞれ「支配」する役割を担っています。
コートカードは「人物」としても使われますが、『皇帝』は、コートカードが他に出ていれば「のような気持ち・状況」として読むことはあっても人物として使うことはあまりないように感じます。

『皇帝は概念』だからといって占いとしては上位ではない

『皇帝』は「概念」だと解説しましたけれど、少なくとも占いとして考えるなら『皇帝』がコートカードの上位という事はありません。
これは、占いをやっていての実感として『皇帝』がコートカードの『キング』と一緒に出ても「上位」なイメージで捉えることは無いからです。

『女帝』とコートカードのクイーン札も『皇帝』とキングの札の関係に類似している

既にお気づきの方もいらっしゃると思いますが『女帝』とコートカードのクイーン札も『皇帝』とコートカードのキング札と似た関係にあります。
『女帝』が女性性・豊穣・優しさ・地母神の「象徴」であるのに対し、コートカードのクイーン札は『ワンド・カップ・ソード・ペンタクル』を守り、見つめ、愛情を持って接する存在を象徴しています。

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