おはようございます。2/18にひいたタロットカードは『恋人たち』の正位置です。
今日『恋人』の正位置をひいた、『恋人たち』の正位置が気になったあなたは「心に迷いの生じる時。瞑想などして気持ちを落ち着ける」と良いでしょう。
『恋人たち』の示唆として「彼から求愛される」「深い恋愛関係になる」というようなものが挙げられますし、そうした示唆も間違いではないと思いますが、個人的には「選択と幸福感」が『恋人たち』のタロットカードのキーワードだ、と考えています。
と言うのも「男性は女性を見つめ、女性は天使を見上げる」という構図で描かれているわけで「彼から猛アタックをされているのですけれど、本当に彼と付き合って良いでしょうか」みたいな感じだと説明すれば分かりやすいでしょうか（勿論そうじゃない状況の時にも出ますけれどね）
『恋人たち』のタロットカードの「選択」という示唆はウェイト版タロットのみならず、マルセイユタロットにも見られます。
画像はWikiPediaに掲載されている、ジャン・ドダル版として知られるマルセイユ・タロットですが、２人の女性に挟まれ「やー困ったなー」となっている男性と、目隠しをして弓を放とうとしているキューピッド（クピド）が描かれています。
解説によると左側が愛人で、右側が奥さんなんだそうですが、現実にこんな状況が展開したら選択どころか修羅場な訳で、こんな状況になる前に天使はちゃんと奥さんに愛の矢を放っておけよ！と思うわけでありますが、それはそれとして「選択」の示唆はマルセイユ・タロットの頃には今以上に強調されていた事が良くわかりますね。
余談ではありますが、タロットカードの意味はウェイトが決めたもの、としている占い教室があるらしいですけれど、これ完全に勘違いです。
マルセイユタロットは遊戯札（賭け事ですね）として使われてきたという歴史を持ちますが、占いとして用いられたのはウェイトがタロットを作るより前の話であり、ウェイトがタロットを作るにあたって過去の情報を参考にしているのは事実だからです。
それでは今日も良い一日を。
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