皆伝タロット|イーデン・グレイ著

この本は【参考書籍】です。
一般書店での入手は困難な状況にあり「古書」扱いとなっております。

タロットの母と言われるイーデン・グレイ先生による「タロット3部作」の2冊目です。
前作『皆伝タロット』より解釈・解説が丁寧であるにも拘わらずレイアウトに工夫がなされ、解釈・解説は書籍の半分くらいにとどまり、残りの半分を使って生命の木や数秘術、占星術とタロットの対応などを駆け足ながら紹介しています。

タロットを学んでいると時々耳にする「愚者の旅」のオリジナルが収録されているのもこの書籍です。
但し文章がAmazonレビューで何人かが指摘しているような「誤訳」とまでは言わないものの、文章に「とっつきにさ」があるのは否めません。
また、近年は、良質のタロット解説書も多く出ていますので、副読本もしくは参考文献という立ち位置で考えるのが妥当かもしれません。
書籍の構成は、広告の後にご紹介します。

著:イーデン グレイ, 原著:Gray,Eden, 翻訳:みわーる, 星
¥1,430 (2021/12/08 07:34時点 | Amazon調べ)

●『1.タロットの定義』
次の『タロットの歴史』と共にタロットの成立経緯について説明が行われています。
●『2.タロットの歴史』

●『3.大アルカナ』
大アルカナ22枚の解説と解釈が行われています。左ページを1P使用して解説を行い、右ページに解釈とモノクロイラストを掲載しています。

●『4.小アルカナ』
小アルカナをワンド・カップ・ソード・ペンタクルの順に紹介しています。ヌーメラルカードは1P、コートカードは大アルカナと同じ構成です。

●『5.タロットカードの読み方』
シャッフル・カットの解説にはじまり、古代ケルト十字、ホロスコープ、生命の木スプレッドをサンプルリーディングと共に紹介しています。

●『6.タロットと瞑想』
タロットカードを使ったパスワーキングの方法について簡単な紹介が行われています。

●『7.タロットを解明するオカルト思想のシステム』
タロットと数秘学、タロットとカバラ、タロットと占星術について駆け足ながら説明しています。

●『8.愚者の旅』
愚者の旅に関する記述が掲載されていますが、ちょっと読みにくい感があります。
巻末に大アルカナに描かれた象徴を言葉から引く辞書が付録しています。

著:イーデン グレイ, 原著:Gray,Eden, 翻訳:みわーる, 星
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