この本は【初心者向】です。
ウェイト版・マルセイユ版それぞれがフルカラーで紹介されており、著者なりに解説した図像解説を正逆それぞれのキーワードが示されている点はとても良いと思います。
タロットに描かれている象徴に対する解説が掲載されず、キーワードとキーワードに対する説明が正逆ともに掲載されていますから、タロットの雰囲気を知りたいという人にはうってつけの1冊といえるでしょう。
とはいうものの、タロット占いの勉強の本として捉えると、タロットに描かれている内容に対する著者なりの解説が無いのと、占いの結果が文章で書かれているので「タロット占い」を知る切っ掛け作りの一冊としては機能しますけれど、本格的に勉強するための本とは言いがたいかもしれません。
掲載されている展開方法は、ワンカード・オラクル、ツーカード・オラクル、スリーカード・オラクル、ムーンフェイス・スプレッド(オリジナル)、フルムーン・スプレッド(オリジナル)、八芒星スプレッド(オリジナル)、21スプレッド(オリジナル)です。
書籍の構成は以下の通りです
●『Part1 入門編』
タロットとは何か、タロットの入手法が紹介されたあと、大小アルカナの解説が行われています。
●『Part2 実践編』
占いを始める前に行う事を解説した後、上記で解説した各種スプレッドを一部サンプルリーディングを交えながら解説しています。