この本は【参考書籍】です。
一般書店での入手は困難な状況にあり「古書」扱いとなっております。
タロットカードに書かれている絵を著者なりに解説した図像解説を掲載しています。
タロットカードに何が描かれているのかを丁寧に解説している一冊。
但し、ウェイト系タロットのみならず、複数のタロットに描かれている象徴を取り上げているので、コートカードなど一部のカードでウェイト版タロットと異なる描写となっているものもあります。
初版が出版されてから20年近く経過しているものの、瞑想のやり方や、解説には見るべきところがあり、買って損の無い一冊と言えるでしょう。
添えられている絵は翻訳者の栂正行氏によると執筆時点ではカードとして存在していなかったようですが、後年 Sheridan Douglas Tarotという名称で制作・販売されています。
とはいうものの栂正行氏が訳者あとがきで「本文中のカードは、デイヴィッド・シェリダンという人物によって本書のために描かれた。それはダグラスの説明と一致するものもあれば、一致しないものもある。特に第7章「絵札」の部分は、不一致が目立つが、訳者注に記した通り、調整は試みなかった」と説明しているように、著者が示した絵と内容は必ずしも一致していません。
スプレッドはケルト十字より一枚少ない「ナインカードスプレッド(オリジナル?)」ホロスコープスプレッドとしてお馴染みの「円形スプレッド」ホースシュースプレッドとしてお馴染みの「馬蹄形スプレッド」が紹介され、簡単にリーディングの方法も収録されています。
第9章『瞑想とタロット』では、タロットを使った瞑想の手法が他の書籍と比較して詳しく掲載されているので参考にしてみるのも良いかもしれません。
ポチップ