この本は【初心者向】です。
この書籍は、前半ではそれぞれのカードが「状況」「心境」「原因」「結果」「対処法」に展開された時、どのように読むのかを文章で解説し、後半では、1つの質問に対してリーディングの上手い人とそうで無い人がどのように読むのかを比較して紹介しています。
リーディングの結果を見る前に自分でもリーディング結果を書くように促されている、という点においては学びやすく・力をつけられる教材になっている、と感じるのですが、掲載されている実例を見ますと「どう質問をするのか」に主眼が置かれている印象があります。
5章以降に『リーディングのPOINT』の目次が掲載されているのですが、掲載されているページが誤植になっていて使い物にならないのも残念。
(誤植を無視すれば、内容自体は読んでおいて損の無い内容と言えるでしょう)
サンプルリーディング本としては微妙な感じで、書籍という形を使って事例を紹介しながら勉強をしていくスタイルの限界のようなものを感じる一冊ですが、個人的には前半の「状況」「心境」「原因」「結果」「対処法」に分けての解釈は初心者レベルの時に参考材料としたのもあり、本末転倒な使い方ではあるものの、買ってよかったかなと思っています。
紹介されているスプレッドは、スリーカード、二者択一、ペンタグラム、ヘキサグラムです。
書籍の構成は、広告の後にご紹介します。
1章 タロットを知る
タロットの歴史・タロット占いについて・タロットカードの構成・タロットの種類・占い方が解説されています
2章 大アルカナの意味
大アルカナ22枚を2Pずつ「状況」「心境」「原因」「結果」「対処法」に分けて解釈を掲載しています(解説はありません)
3章 小アルカナの意味
小アルカナを1Pずつ「状況」「心境」「原因」「結果」「対処法」に分けて解釈を掲載しています(解説はありません)
4章 タロットカウンセリングの方法
タロットカウンセリングを行うにあたっての心構えなどが紹介されています。
5章 1枚引き法
1枚引きを使ったサンプルリーディングを初心者と熟練者の2例ずつ*8個、合計16例紹介しています
6章 3枚引き法
3枚引きを使ったサンプルリーディングを初心者と熟練者の2例ずつ*6個、合計12例紹介しています
7章 二者択一法
二者択一法を使ったサンプルリーディングを初心者と熟練者の2例ずつ*4個+比較無しの1例、合計9例紹介しています
8章 ペンタグラム法
ペンタグラムを使ったサンプルリーディングを初心者と熟練者の2例ずつ*3個+比較無しの3例、合計9例紹介しています
9章 ヘキサグラム法
ヘキサグラムを使ったサンプルリーディングを2例紹介しています。
10章 ケルト十字法
ケルト十字を使ったサンプルリーディングを2例紹介しています。