この本は【参考書籍】です。
一般書店での入手は困難な状況にあり「古書」扱いとなっております。
以下の記事は執筆当時(20016年8月)のものであることをご了承ください。
—
タロット占いを学ぶ為としても使えますが、瞑想のツールや人生の羅針盤として使う為の様々なメソッドが数多く紹介されている一冊。
ただ、ワークの幾つかが、どのようにやれば良いのか分かりにくく、この本の事を良く知っている人が指導してくれるならともかく、独学では難しい項目も存在しているなど「とっつきにくさ」感のある一冊です。
ある程度スピリチュアルに詳しいか、タロットの事に詳しくなってから時間を見つけて取り組むと面白いと思いますけれど、著者の意図としては恐らくタロットの事を何も知らない状態で取り組んで欲しいのだろうと思えるのが残念といえば残念。
ウェイト版タロットの占い上の意味も正位置・逆位置ともに掲載されており、タロットに対するキーワードと質問、サンプルアファメーションが掲載されており、此処は使えるかな、と思います。
書籍の構成は、広告の後にご紹介します。
第1章 カードを深く知るために
「タロットとは何か?」を解説したあと、パーソナリティカードとソウルカードを数秘術によって導きだすワークが紹介されています。
第1章の後半はタロットの浄化とアクティブ・イマジネーションとしてグラウンディングのエクササイズが紹介されています。
第2章 タロット日記
タロット日記の付け方を指南しながら、スリーカード・スプレッドの実例を交えながら、どのように日記を付けてゆくかを紹介しています。
スリーカード・スプレッドのあと「一生涯のイヤー・カード・グラフ」「タロットをビジュアライズする」という項目が続きます。
第3章 リーディング
質問の仕方および小アルカナに対する簡単な解説および各スートに対する浄化の方法、および逆位置に対する著者の考えが述べられています。
此処に述べられている逆位置に対する考え方は、伊泉龍一先生著『タロット占術大全』他で紹介されているものです。
第4章 ケルティック・クロス・スプレッド
ケルト十字スプレッドを使ってリーディングをする手法が紹介されています。
第5章 コートカード
オープンリーディングの手法を採用して、カードから得られる印象を書き留めるエクササイズが紹介されています。
その後「スリーモード・タロット・リーディング」というスプレッドが紹介されています。
第6章 パーミュテーションリーディングを掘り下げる
様々なスプレッドの展開結果を置き換え(パーミュテーション)することで、タロットリーディングに新たな視点を設けようという試みです。
第7章 気分、感情、人間関係に対処する
タロットカードを占いとしてではなく、ヒーリングツールとして用いるエクササイズを紹介しています。
第8章 人生計画
人生のターニングポイントをテーマとしたオープンリーディングの紹介
スリーカードの発展形および「ファイブイヤーファンタジースレッド」の紹介
更に繁栄のマンダラスプレッドというオープンリーディングをエクササイズします。
第9章 あなたの創造物に意識を向ける
自分のホロスコープを作成してゆきます。
章の後半に「大アルカナ・スプレッド」と名付けられた大アルカナ全てを使ったスプレッドが紹介されています。
第10章 ヒーリング
「チャクラスプレッド」と「生命の木スプレッド」および、節制のカードを使ったパスワーキングに近い瞑想法を紹介しています。
第11章 クリスタルとタロット
クリスタルを用いた浄化法・活用法などを紹介しています。
第12章 デザインと創作にタロットを創作する
オリジナルスプレッドやフールズ・ジャーニー、タロットカードの製作などが紹介されています。
付録として、タロットに対するキーワードと質問、サンプルアファメーション、および照応表が紹介されています。
※但しタロットに対するキーワードは複数のタロットが対象となっており、議論の別れるところとなっています。