タロットバイブル-78枚の真の意味-|レイチェル・ポラック著

この本は【中級者向】です。

タロットの書 叡智の78の段階』の著者であるレイチェル・ポラック先生によるこちらの本は、便宜上「中級者向」と分類していますが、2冊目、3冊目くらいに購入しても良いくらいの良書です。

個人的には、非常に影響を受けた一冊で、タロットに描かれた象徴から占いの示唆を見出す礎となった、まさに「バイブル」と言える一冊です。

書籍の構成としては、大アルカナ・小アルカナ・コートカードの三部構成となっており、巻末には2カードスプレッド・3カードスプレッド・選択肢(3枚・5枚)スプレッド・ドァウェイスプレッド・Dr.アポロのなんでもスプレッド(オリジナル)・ケルト十字スプレッドが紹介されています。

おすすめのポイント

78枚全てのカードを大アルカナは3P、小アルカナは1Pずつ解説しています
(大アルカナは、これとは別にカードとキーワードに1P割いています)
紙幅の殆どをタロットの解説に割いており、一枚一枚に対する視野を広げることとなるでしょう。

大アルカナおよび各スートには「愚者のためのリーディング」のように著者が作成したオリジナルのスプレッドが付けられています。
このスプレッドを通して、カードへの理解を深めたり、リーディングの練習機会を増やす事が出来るでしょう。

著:レイチェル・ポラック, 監修:鏡リュウジ, 翻訳:現代タロット研究会
¥1,760 (2021/12/07 22:47時点 | Amazon調べ)

残念なポイント

多くのタロット本に収録されているカット&シャッフルのやり方などは一切掲載されていませんので、解釈が掲載されている本である程度慣れて来てから購入することをお薦めします。

巻末の『小アルカナ占星術シンボルチャート』にトランスサタニアンが含まれている点
小アルカナと星座を一覧にしているこの表は、とても有用なのですが、残念なことに海王星、冥王星、天王星が表の中に記載されています。
ウェイト版タロットが作られた1909年のタイミングでは冥王星は発見されていなかったこと、そしてウェイトが所属していた黄金の夜明け団では天王星、海王星、冥王星とタロットを結びつけていないことを理解した上で「天王星→土星」「海王星→木星」「冥王星→火星」に置き換えて読むと良いでしょう。

個人的には、この表が切っ掛けとなり、占星術を理解する道へとハマって行ったのですけれど・・・

著:レイチェル・ポラック, 監修:鏡リュウジ, 翻訳:現代タロット研究会
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