心理学とタロットは何か関係性があるのでしょうか?
タロットと心理学を結びつけるものとして私が知っているのは『ユングとタロット―元型の旅』という書籍です。
書籍名だけを見ると、心理学者として著名であるカール・ユングが書いた本のように思われるかもしれませんけれど、著者はサリー・ニコルズというユングを研究した人です。この本では「アーキタイプ(元型)」に関する言及が行われています。
物凄く簡単に言ってしまいますとタロットカードには『愚者』『女教皇』『皇帝』のような絵が描かれているのですけれども、これらと心理学上のアーキタイプは同じではないだろうか、という事を切り口に書かれています。
ユングといえば「シンクロニシティ」を想起する人もいるかもしれません。
これをタロットに置き換えて考えると、展開された結果が相談内容に呼応しているのは偶然のように見えるけれど、実は意味のあることなのだ、ということになるのです。
タロットと心理学というと、その候補としてはユングもしくはユング研究が一番の候補となると思います。
近年、ヒーリングの一環として心理学を基礎にしたタロットが用いられるようになってきたと言及している書籍もありますし、実際そういう講座はいくつか散見もするのですけれど、彼らがどんな心理学をベースにしているのかちょっと良くわからないので、この部分に関しては、現在調査の段階にあるということでご了承ください。
参考文献
著:サリー ニコルズ, 原著:Nichols,Sallie, 翻訳:さと子, 秋山, 翻訳:隆良, 若山
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