最近、出会いがありません。
運命の人と出会うのは、いつ頃なのかタロットで占うやり方を教えてください。
割と切実です。
個人的には時期を占うのは占星術で占うほうが「向いている」と思っています。
タロットで時期を占うときは、ホロスコープスプレッドや、タイムアロースプレッドのように「時期を占う」事を目的とした展開方法の他に、出たカードから占う方法がありますので、以下に比較的有名であろう時期判定の方法を紹介致します。
タイムアロースプレッド
5枚~10枚程度を展開し、良いカードが出た場所を「この時期」と読む方法です。
但し単位を予め「週・月・年」のように設定して占う事になりますから「来週かもしれないし、来年かもしれない」と予想が付かない場合は使えません。
年:ペンタクル、月:ソード、週:ワンド、日:カップ
『タロット入門と占い P242~P243』 に「ホイ・ポロイ版による年月の出し方」として紹介されている方法で、比較的良く使われているやり方です。
展開されたカードの中にある小アルカナのエース~10までを使ってどのくらいで達成するかを推定するというやり方です。
例えば『ソード8』が出たら8ヶ月後というものです。
尚、コートカードの算出方法については数秘術を使ってキング5年、クイーン4年、ナイト3年、ペイジ2年と書いておられます。
黄金の夜明け団による考え方
『タロットバイブル』P294、および『黄金の夜明け団魔術全書(下)』のP410~P445に紹介されている情報を図にしたものです。
各星座をデーカンと呼ばれる考え方に基いて3分割(約10日)し、小アルカナの2~10を3つずつ照応(当て嵌める)させるという考え方です。
とはいえ、これを覚えるのはちょっと大変そうですね(笑)
『黄金の夜明け団』の思想に従っていますし、星占いの知識がある人なら納得感があるとも思いますので、興味ある人は使ってみると良いと思います。
タロットと占星術がどのように紐付いているのかの解説は『タロットと占星術の照応』をご参照ください。
春:ワンド、夏:カップ、秋:ソード、冬:ペンタクル
こちらは『タロット入門と占い P242~P243』 に「ホイ・ポロイ版による年月の出し方」として紹介されている方法ですが、以下に示すパピュスが考案した方法と、ほぼ同一と考えて良いでしょう。
春(3/21-6/18):ワンド、夏(6/19-9/21):カップ、秋(9/22-12/20):ソード、冬(12/21-3/20):ペンタクル
『タロット入門と占い』 P246に紹介されている図は、パピュスの『The Tarot of the Bohemians』に掲載されているもので、木星王先生はそれを簡略化して紹介していらっしゃいます。
考え方としてはコートカードの『ペイジ(ネイブ)』以外の12枚で12分割し、星座に割り当て、更にそれぞれの星座に小アルカナのエース~9を三枚ずつ割り当ててゆく、というものです。
パピュスは12星座を意識した配置にしたかったのか、12星座を「綺麗に」割りたかったのか、ペイジと10を「図の上では配置しているが、照応していない」ようにしているのですが、若干勿体ないように感じます。