カップペイジ

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【概要】

『カップペイジ』のタロットカードが持つイメージは”魅了”です。
カップから覗いている魚が象徴するものを、うっとりと見つめているようにみえます。

女性的な印象のある『カップペイジ』は、カップから躍り出て彼を見つめる魚を熱心に観察しています。
魚は、彼の心の中にあるものが形となって現れたものです。

【ディテール解説】

●カップを持つ青年

コートカードのペイジはどれも女性的な印象がありますが、中でも『カップペイジ』は女性的な印象の強いカードと言えるでしょう。
彼の着ているチュニックにも花(もしくは桃)が描かれていますし、水を連想させる帽子も女性的な印象を受ける要素といえるでしょう。

●カップから覗く魚

ウェイトはカップから顔を覗かせている魚は彼自身の心の中(心象)にあるものが具現化したものだ、と言っています。
タロティストによっては愛の象徴であるカップの中に魚(注)が見えることから信仰心の深さを示していると言う人もいます。

彼もしくは彼女が祈りを捧げるのは自分自身の愛に対してであり、自らの愛の行方であるのかもしれません。
彼もしくは彼女は周りから愛され、愛される事によって輝いているかのようです。

(注)魚はキリスト教の象徴である、と何人かのタロティストが指摘しています。

●カップペイジの人物像(水の地)

カップペイジは30代までの若い男性、もしくは女性として出る事が多いです。
全てのペイジは女性を暗示するカードとして出る傾向が多いように見えますが、『カップペイジ』は特にその傾向が強いように感じます。
『カップペイジ』に象徴される人物は、自分の心の中にある「愛」を見つめています。
愛情深い人物として読まれる事もありますが「恋に恋をしている」「自分の好きな事に没頭している」人物としても出るようです。

『カップペイジ』をエレメントで捉えると「カップ=水」と「ペイジ=土」の要素を兼ね備えています。
水の属性である愛はあるものの、土の属性である現実的な側面も兼ね備えている、と言った印象を受けます。

【解釈の例ー正位置 】

状況:無邪気な・愛される存在・年下の異性
心境:愛を見つめる・好きな事に熱中する・心ときめく
対策:純粋さを生かす・直感を信じる・奉仕する

【解釈の例ー逆位置 】

状況:未熟さ・愛着・依存
心境:決断出来ない・甘えすぎ・自己愛
対策:自立する・決断をする・甘えがないか見直す

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