【概要】
『ソードペイジ』のタロットカードが持つイメージは”目くばり”です。
彼(もしくは彼女)は、周囲を慎重に見渡しているように見えますが、場合によっては「誰か私を見て」と思っているのかもしれません。
剣を両手で持ち、あたりを警戒するかのように見回している青年の姿が描かれています。
彼の髪(もしくは髪飾り)は風に大きくたなびいています。
遠くに見えるイトスギの木もまた、強い風に吹かれているように見えますが、雲は丸く、どこかのんびりしているようにも見えます
【ディテール解説】
●剣を両手で持ち、後ろを振り返るペイジ
強い風が吹いている大地に、剣を携えたペイジが立っています。
彼は周囲に注意深く目を配り、様子をうかがっているかのように見えます。
彼は不安だから周囲を見渡しているのでしょうか。
それとも用心深いからなのでしょうか。
●越えてきた起伏の激しい土地・湧き上がる雲
カードには描かれていませんが、ウェイトは「起伏の多い土地」を越えてきた、と書いています。
また『ソードペイジ』の行く手には雲が湧き上がっている、とも書いています。
ウェイト版タロットで天候や土地の起伏の激しい様子が描かれているときは、その儘心境・状況の激しさを暗示しており「一難去ってまた一難」な状態にあることを暗示しています。
●ソードペイジの人物像(風の土)
30代以下の若い男性もしくは女性。
あたりを見廻していることから「不安」や「疑惑」を持っていると読まれる事が多いです。
また「注意深い」「慎重な」人物である、というようにも読まれます。
『ソードペイジ』をエレメントで捉えると「ソード=風」と「ペイジ=土」の要素を兼ね備えています。
冷静さと現実性を兼ね備えているが故に、あたりを見回すような慎重さがある、といったところでしょうか
【解釈の例ー正位置 】
状況:監視・慎重・(過去を)振り返る
心境:警戒・疑い・緊張
対策:相手を許容する・自分の手元を見る
【解釈の例ー逆位置 】
状況:裏切りにあう・予測出来ない事態・不安定な要素
心境:準備不足・不注意・過剰防衛
対策:裏切りに注意する・十分な注意を