ペンタクル6

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【概要】

『ペンタクル6』のタロットカードが持つイメージは”金銭を介した対等さ・慈善”です。
『ペンタクル6』に描かれた商人風の人物が、お金を施しているので慈善という示唆として読まれる事が多いですが「雇用関係・取引関係・会社の同僚」のような関係でも良く出ます。

商人のように見える人物が、左手に天秤を持ち、彼の前にひざまずいている人にお金を分け与えています。
遠くには、街が見えます。

【ディテール解説】

●左手に天秤を持ち、右手で金を分け与える人物

『ペンタクル6』に描かれている人物は、左手に天秤を持っており『正義』を彷彿とさせます。
彼は『正義』ほどではないにせよ、公平に彼のお金を分配しようとしているように見えます。

●施しをする人と、施しをもらおうとする2人の人物

施しをしている人物と、施しをしてもらおうとしている2人の人物の間には明確なヒエラルキーが存在しています。
『ペンタクル6』は寛大さという示唆がありますが、寛大さは施しを与える者の成功の証でもあります。

占い師の中には施しをして貰っている2人の人物の違いに言及をしている人もいます。
黄色い服を着ている人物は施しをして貰っていますが青い服を着ている人物は施しを待っているかのように見えます。

●遠くに見える街

何人かの占い師が、遠くに描かれている街は商人が来た街であり、彼が成功を収めた場所である、というように考えています。

●現実的な/調和

小アルカナの「6」に共通する示唆は「調和・優位性」です。
これにペンタクルの示唆である「価値・現実・仕事」を組み合わせると「現実的な調和」となります。
「ペンタクル」は「価値・現実・仕事」の象徴ですから、「雇用関係にある」「上司と部下」「取引先」のような関係性が表されている事もあります。

【解釈の例ー正位置 】

状況:慈善・援助・金銭を伴った”対等な”関係(雇用など)
心境:寛大な心・思いが通じる・ギブアンドテイク
対策:今の関係から一歩進めましょう・寛大な態度で接しましょう

【解釈の例ー逆位置 】

状況:メリットが無い・思いやりに欠ける・対等ではない
心境:嫉妬・自分本意・欺瞞
対策:自分本位になっていないか考えましょう・同じ立場になることを心がけましょう

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