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概要
『ワンド10』のタロットカードが持つイメージは”重圧・責任感”です。
10本のワンドを重そうに運ぶかのように自らの責任を果たすことに集中しているように見えます。
10本の棒の重さに押しつぶされそうな人物が描かれています
彼は棒を遠くに見える街まで運ぼうとしているかのようです。
ディテール解説
10本のワンドを抱えて運ぶ
10本の棒を腰を曲げて運ぶ人物が描かれています。
見るからに重そうに運ぶ様子から「重圧・プレッシャー」という示唆として受け取られる事は多いですね。
遠くに見える街
棒を運ぶ人物の行く先には街があります。
街は彼にとっての目的地であり、彼は棒を運ぶことが「良いこと」と信じています。
しかしながらウェイトは「彼がワンドを運ぼうとする場所は彼の到着によって苦しみをもたらされるかもしれません」と書いています。
良い事だと信じて頑張った行為が結果として「お節介」になることもある、ということを『ワンド10』は暗示しています。
『ワンド10』が出た時は「重圧」となっているものが何なのかを考えるだけではなく、その重圧をどのようにしたいと考えるのか、そうすることは「良いこと」なのかを考える必要がありそうです。
情熱の/終わり
小アルカナの「10」に共通する示唆は「終結・過剰」です。
これにワンドの示唆である「情熱・男性性」を組み合わせると「情熱の終わり」と読むことが出来ます。
解釈の例ー正位置
状況:重荷を運ぶ・お節介・過ぎたるは及ばざるが如し
心境:プレッシャー・忍耐・使命感
対策:一人で抱え込まない・身軽になる
解釈の例ー逆位置
状況:責任放棄・不摂生・利己的
心境:投げ出す・ヤケになる・挫折する
対策:一踏ん張りしてみる・責任を果たす