概要
『太陽』のタロットカードが持つイメージは”希望・無垢・前進”です。
『太陽』のタロットカードが展開結果に出ると「良いこと」が起きる予感がしますね。
白馬に乗った赤ん坊が、赤い旗を振りながら無邪気な表情を浮かべでいます。
赤ん坊を見守るかのように、太陽が輝いています。
赤ん坊の背後には、灰色のレンガがあり、その向こうにヒマワリが咲いています。
赤ん坊は白馬に乗り、レンガで囲まれた世界から旅立とうとしているかのようです。
ディテール解説
馬に乗る赤ん坊
馬に乗り、赤い旗(もしくは布)を振る赤ん坊は、人の魂そのものを象徴しており、占い上ではしばしば「天真爛漫」「純粋性」の象徴として用いられます。
灰色の壁
マルセイユタロットでは二人の子供が壁に囲まれた(守られた)場所にいる構図が描かれていますが、ウェイト版タロットは壁から出る構図が採用されています。
壁は庇護の象徴であり、赤ん坊に象徴される純粋な魂が、あらたなる出発を象徴しています。
赤い羽根飾り
赤ん坊には赤い羽根飾りがつけられています。
赤い羽飾りがあるのは『愚者』『死神』『太陽』の3枚であり、『死神』と『太陽』は『愚者』の変化した姿として多くのタロット本で解説されています。
人生という名の旅をそこに見る人もいるでしょうし、輪廻をそこに見る人もいるかもしれません。
希望の象徴としての太陽
「希望」という示唆は『星』から読まれることが多いですが『太陽』も希望の象徴として描かれています。
『星』が『塔』という衝撃によって失われた後に「手の中にある」可能性であるのに対し、『月』という不安の先に自ら輝く『太陽』は自分自身の中にある希望を象徴していると言えるでしょう。
解釈の例ー正位置
状況:開放感・注目される・白日の下に晒される
心境:喜び・無邪気さ・自信をもつ
対策:天真爛漫な気持ちで・楽しい時間を・心の中にあるものを出す
解釈の例ー逆位置
状況:挫折・中断・日の陰り
心境:楽観しすぎ・幸せと悲しみが入り交じる・問題の不透明さ
対策:相手を思いやる・焦らない・気持ちを落ち着ける