浄化・瞑想・儀式を行いましょう

タロット占いに意識を集中する為に浄化・瞑想・儀式を行いましょう。

「私はタロット占いをしたいだけ。浄化とか瞑想とか儀式とか胡散臭い」とお感じになられる方も多いと思います。
私も胡散臭いのは苦手ですけれど浄化・瞑想・儀式は気持ちを切り替え、意識を集中し、勘を良くする効果も期待出来ますので良かったら参考にしてください。

瞑想や儀式を行うタイミングは起床後や占いをする直前などご自身でお決めになられて構いませんが「自分で決めた儀式や瞑想を守る」という意識でのぞんでください。

尚、何らかの宗教を信仰しているなどの理由により儀式に抵抗があると感じるなら、ご自身が信仰している宗教の祈りをしても良いですし、無理におやりになられなくても良いと思います。
ただ、瞑想は取り入れたほうが良いと思いますよ。

目次

浄化をしましょう

「浄化」というとなにか凄いことをするようなイメージがあるかもしれませんけれど「タロットをする前に部屋を片付けたり掃除をしたりする」という簡単なものでも構いません。
人によっては「清潔な服に着替える」「お香を炊く」などをされる方もいらっしゃると思いますけれど「何をもって浄化とするか」であり、基本は「片付けと掃除」です。
瞑想や儀式も浄化のひとつとして捉えてもいいと思います。

瞑想をしましょう

瞑想のやり方は自由ですが、個人的にお薦めなのは「ボックス呼吸」と呼ばれる呼吸法を取り入れた方法です。
最初はリズムに従って呼吸をするだけでも大変ですけれど、半年もやっていればどうにか身についてゆくと思います。

ボックス呼吸はネイビーシールズでは『Tactical Breathing』と呼ばれていたり、マインドフルネスでもボックス呼吸を推奨することがありますように、決してオカルト・スピリチュアルなものではなく科学的に気持ちを落ち着けることが証明された技法です。

日本でも坐禅は良く知られた瞑想法ですね。
坐禅ではボックス呼吸は技法としては紹介されませんが「座ってリラックスをして目を閉じる」という共通点がありますね。

座り方

西洋魔術では「神の座」と呼ばれる椅子に座る技法
坐禅では結跏趺坐もしくは半跏趺坐
Tactical Breathing(※注)では胡座もしくは椅子に腰掛ける

共通するポイントとしては「背筋をまっすぐに伸ばす」「丹田を意識した呼吸法」にあります。
どんな姿勢を取るにせよダラっと座らないようにすること。

結跏趺坐もしくは半跏趺坐を組む時は坐禅用の座布団(お尻を持ち上げる円筒形の座布団)を使用しても良いでしょう(座布団を二つ折りにしても良い)
最近では曹洞宗でもいす坐禅 』を紹介するなど、必ずしも結跏趺坐・半跏趺坐である必要はない、という見解を示しています。

手は両膝に置く・膝の上で印を結ぶ・お腹のところで印を結ぶなどご自由になさってください。
魔術的に捉えるなら両膝の上に手を置くでしょうし、ヨガの方向性なら膝の上で印を結びます。
禅ではお腹のところで印を結ぶ法界定印を採用・推奨することが多いです。
慣れないうちは魔術的ではありませんが丹田を意識しやすい法界定印をするのも良いでしょう。

目は完全に閉じず、1.5メートル程先の斜め前方を見るようにすると良いでしょう。
坐禅の行法を取り入れるなら、結跏趺坐の姿勢を取った後、何回か体を揺らして姿勢を定めるというのも良いでしょう。

呼吸法

姿勢を正し、目を軽くつぶったら、何回か深呼吸を繰り返し、息を整えます。

◎最初に何回か深呼吸をする
何回か深呼吸を繰り返し、大きく息を吐き出し、息を止め、2拍カウントを取るところからスタートするとうまくいきやすいです。

◎息を止めた状態で2拍カウントを取る
息が整ってきたな、と感じたら体内にある全ての呼吸を吐き出して、ゆっくりと2拍(4秒)カウントしてください。
カウントが難しいと感じる人は秒針の音が聞こえる時計を購入するなりして「4秒」数えてくださっても構いません。

◎4拍カウントを取りながら丹田に息が届くことを意識しながら息を吸う
2拍数え終わったら、丹田(太陽神経叢)と呼ばれるお臍の下あたりに息が届くのを意識しながら「4拍(8秒)」掛けて息を吸ってください。
この時、体内に良いエネルギーが流れ込んで来るのを意識すると良いとされますが、最初のうちは呼吸法をマスターすることに専念なさってください。

◎息を止めた状態で2拍カウントを取る
4拍掛けて息を吸ったら「2拍(4秒)」息を止めてください。
この時、全身にエネルギーが行き渡るのを意識し、丹田に戻ってくるのを意識すると良いとされますが、最初のうちはカウントを取ることで精一杯だと思います。

◎4拍カウントを取りながら息を吐く
2拍数え終わったら「4拍(8秒)」掛けて息を吐き出してください。

◎何回か繰り返す
この「2拍止める→4拍で息を吸う→2拍止める→4泊で息を吐く→」を1つのセットとして5回~10回行ってください。

暫くは呼吸法をマスターするだけでも大変ですし「おなかすいたなあ」「今日は何するんだっけ」「わー眠い」などの雑念が湧きまくると思いますけれど気にしなくても良いでしょう。
慣れてくれば、気の流れも感じるようになります。
大切なのは「出来る事の輪」を少しずつ広げてゆくことです。

儀式を行いましょう

幾つかの儀式を紹介します。
紹介した以外にも儀式は存在しますし、ご自身で自由に儀式を考えても良いでしょう。

四大の儀式

火・水・風・土の四大元素に関連した儀式を行います。タロットの本でも紹介されているのでご存知の方も多いかもしれないですね。
例えば「手を洗う(水)」「占いをする場所の掃除をする(土)」「キャンドルを灯す(火)」「瞑想を通して気持ちを整える(風)」のような感じです。
部屋によってはキャンドルが使えない場合もあると思いますが、その場合は瞑想のタイミングでキャンドルが燃えているのを想像するというのでも良いでしょう。

タロット占いをする場所を掃除したり、手を洗ったりするというのは、剣道や柔道、茶道のようなお稽古場に入るときに挨拶をするのと同じように占いという行為に対し礼儀を持って接する行為と言えるでしょう。

日拝をする

1日3回~4回、決まった時間に日拝をします。
日拝の時間は「日の出・正午・日の入り」だとされていますが、日の出に起きるのは難しいと思う人は「起床時・正午・日の入り」でも良いでしょう。
日拝は声を出してやるのが良いですが、日拝の時間に仕事をしていたり学校にいる人もいると思いますので声を出すのは必須ではないと思います。
日拝の内容はW.Eバトラー著『魔法修行』などにも書かれていますが、朝起きたら太陽の見える場所に移動をし(出来ればベランダや庭のような場所で)外気を吸いながら太陽の光を感じるだけでも随分と違うと思います。

そのほかの儀式を行う

魔術的な儀式は、この他にも幾つか存在します。
例えばカバラ十字を切る、五芒星小儀式を行うなどは比較的知られていると思います。
それらの儀式をやるかやらないかは皆様にお任せいたしますし、詳細は此処では省きます。
興味のある人は書籍やネットでお調べになってみてください。調べるという行為も大切です。


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