タロット占いの技量を向上させる為に「タロット日記」を書きましょう。
日記なんかつけなくても占いは上手くなる、と思う人もいらっしゃるかと思いますけれど、ダイエットをするときに体重を記録するのと同じように、日記を書く行為は「モチベーションの形成・維持」および「振り返り」の2つの効果が期待できます。
取り組む順番は人それぞれ。
向き不向きもあるかと思いますし、全てをやらなければならない、という訳でもありませんが、個人的には 『引いたタロットの解説を書く』 から取り組んで、慣れてきたら 『就寝前に1日を振り返る』『引いたカードを元に「今日のテーマ・占い」を書く』の順番にすすめてゆくのが良いと考えています。
日記を書く前に『浄化・瞑想・儀式を行い、タロットに集中しましょう』に記載した瞑想や儀式を適宜行った後、カット&シャッフルをして1枚を引くことをお薦めします。
浄化や瞑想は必須ではありませんが「やったほう」が気持ちを落ち着けてタロットを観察しやすくなると思います。
毎日の占いをどのように役立てているかYoutubeチャンネル『Rezonanscope-占い朝活』でもお話しています。
よろしければご覧になられてください。
引いたタロットの解説を書く
タロット占いに慣れていないと、どうしても本に頼りがちですし、本を参考にすることは良いことですが「自分の言葉で書く」為にも「タロット辞書を自作する」ことをお薦めします。(※注)
どうしても分からない時はタロットの本やtarotnaviの「辞書」、その他タロットを解説しているウェブサイトを参考にしてくださって構いませんけれど「読む前に仮説を立てる」ようになさってください。
仮説を立ててからtarotnaviの「辞書」やタロットの本などを参考にするのと、いきなり読むのでは「吸収できるもの」が全く違います。
※注:「tarotnaviを作ろう」と思ったのも「いろんな本にいろんな解釈があるので、自分なりに纏めてタロット辞書を作ろう。どうせなら公開を目標にしてしまえ」という超安易な発想があったからです。
カードの引き方・日記の付け方について
タロット解説を自分なりに行うにあたって『愚者』から順に書いていくのが合理的だし早いと思う方もいらっしゃると思います。
やり方は自由ではありますが個人的には「占いに慣れる」という意味においてもカット&シャッフルして出たカードを書いていったほうが良いと思いますし、3周くらいはしてみると良いと思います。
EvernoteやGoogleDocs、OneNote(※注)のようなクラウドに纏めて行っても良いでしょうし、紙のノートでも良いです。
紙のノートを使うときはルーズリーフのようなものを使って1日1ページにまとめ、日付を入れておくと読み返したり整理したりしやすいと思います。
キャプチャはEvernoteに残してあるタロット辞典。TarotNaviに公開する直前の最終段階です。ここまで来るまでに何回か作り直しをしています。
みなさんも「自分が使いやすいタロット辞書」を作ると、勉強になる筈ですよ。
※注:Evernote・ GoogleDocs・OneNoteともにメモを書いたりウエブ上の情報をキャプチャしたりするサービスです。いずれも無料で使え、有料オプションがついています。
メモアプリとして使うなら Evernote> GoogleDocs > OneNoteの順ですが、 Evernoteと OneNoteは無料だと限界があるのも事実。
どうしても無料で使いたいなら GoogleDocsが消極的選択肢となるでしょう。
ちょっと整理がつけにくいですけれどね。
就寝前に1日を振り返る
就寝前に1日を振り返り、今日起きたこと・感じた事を日記に書きましょう。
書き方は自由です。箇条書きでも構いません。
例えば、朝『愚者』を引いたら「今日起きたことを『愚者』だとするならば、どの出来事が当てはまるか、あるいは「今日1日を『愚者』のようだとするならば、どんなことが言えるのか」を考えてみましょう。
出来事をカードに当てはめているのですから占いでも何でもないのですが、最初のうちは「当てはめ」ることからカードリーディングに慣れるのが良いでしょう。
2016年頃の日記の一部。
当時は、mixiのタロットコミュニティに振り返りを書いていました。
タロットコミュニティは、私が運営をしているサイトですが、毎日の1枚を書くだけではなく、他の方がどう読んだかも閲覧出来ますので、刺激になると思います。参加費は無料です。
引いたカードを元に「今日のテーマ・占い」を書く
朝、タロットを引いたタイミングで、その日1日の行動の指針とする「今日のテーマ」を書いてみましょう。
ようするに、私が毎日のようにブログに書いている奴ですね。
私がブログでやっているように「読んでくれている人に向けての占い」という意識で書いても良いかもしれません。
毎日書くことで「占いとして使う言葉」を広げることが出来る筈ですよ。
「あたらない」と感じる方へのアドバイス
「1枚引きをやっているのだけれど、なかなかあたらない」というご相談を良く頂きます。
「あたらない」理由が何であれ「あたらない」から辞めてしまうのはもったいないと思います。
得意な・やりやすいやり方でやってみる
「あたらない」とガッカリするのではなく、カードの解説をノートにしてみるなど、ご自身のやりやすいようにやってみてください。
「できない」と感じるより、毎日「できる」ことをやったほうが実力がつくからです。
『あたった日』もあることを認識しよう
最初のうちは全然読めないです
本から書き写してもピンとこない、あたった感じがしないと思う方も多いと思います。
それでも時々「あ!」と思う日がある筈。
何度も練習をするのは「あ!」を増やしてゆくためなので、くじけず頑張ってください。
なるべく丁寧にメモを取る
日記の書き方は自由ですが
・引いたカード(逆位置を採用するなら正、逆も必ず)
・引いたときにどう読んだか
・その日、何が起きたか、どう感じたか(箇条書きでも可)
を書いてあると振り返りやすいです。
気づいたこと・思いあたる事は必ずノートに書きとめる・赤丸などで強調するようにしてください。
思いあたる事がない場合は「思いあたる事はありませんでした」と記述しておいてくださいね。
あなたの日記はあなたしか読まないのですから「よめなかった・あたらなかった」日がわかるように付箋を張っておいても良いかもしれません(最初のうちは付箋だらけになるかもしれないですね)
定期的に振り返る
書いた日記を時々振り返ってみましょう。
振り返るタイミングは月に一度でも、半年に一度でも構いません。
タロット日記が貯まってきても廃棄せず、スキャナに掛けてパソコンに入れるなどして「あとから振り返ることが出来るよう」にしてください。
過去の記録を読み返すと、その当時の出来事や感じたことを客観視出来ますし、以前「思いあたる事はありませんでした」と書いたところが「これってこうなんじゃね?」と思い当たる事もあるでしょう。
過去のリーディングを読んで「つ・・・拙い」と思う事もある筈です。
過去のリーディングを振り返ることによって「今の自分ならこう読む」と思ったり、セルフ占いなら当時占った内容と現在を付け合わせて「あたって」いるかを観察出来る筈です。
過去の記録、特に最初の頃の記録を読み返すと、やる気に満ちていたり、拙いながらも初々しかった時の気持ちを思い返すかもしれません。
過去の記録を読み返すことで、タロット占いを勉強しようと思ったあの日の情熱を取り戻すことが出来るでしょう。
それでも「どうしても読めない」という方に
Twitterの@tarotnavi宛、DMをください。
そのときは1週間分の日記をGoogleドキュメントでシェアする、スキャン・撮影して添付するなどをお願いします。
1回だけ、無償で相談に乗ります(Youtubeや講座などでも使いません)
2回め以降は有償となります(1週間分1000円)