この本は【参考書籍】です。
中村心護さんによる『Tの書』はアーサー・エドワード・ウェイトや、アレイスター・クロウリーが所属していた「黄金の夜明け団」が考案・作成した魔術書の中にあるタロットに関する記述および中村心護さん独自の解説が掲載されています。
中村心護さんの解説は参考になりますので「Tの書」に何が書かれているか興味のある人のみならず、購入を検討する価値があると思います。
書籍の詳細は、広告の後にご紹介いたします。
黄金の夜明け団の秘密文書解説
このセクションは、中村心護さんによる解説です。
他書では読むことの出来ない解説も含まれています。
黄金の夜明け団
このセクションでは「黄金の夜明け団」とはどのような組織であるのかが解説されています。
魔術タロット解説
このセクションでは、タロットを魔術道具として使うとはどのような事なのについて解説されています。
短いセクションのように見えますが以降の5セクションのイントロダクションとして機能しています。
生命の樹
このセクションでは「生命の樹」に対する解説および生命の樹に大アルカナがどのように対応(照応)しているか、および10のセフィラの色および7つの惑星がどのように対応(照応)しているかが書かれています。
元素と占星術(大アルカナ)
このセクションでは 大アルカナ22枚と元素、占星術上の惑星・星座、数価、ヘブライ文字、ヘブライ文字の意味が表で解説しています。
デカン
このセクションではコートカードと小アルカナが占星術の上でどのように対応しているのか、解説されています。
格式、シェムハメフォラッシュ
このセクションでは特にトートタロットで耳にする「格式」およびシェムハメフォラッシュについて解説されています。
他書では曖昧な「格式」を明快な文章で解説してくださっているのは素晴らしい、と思いますし、 シェムハメフォラッシュ という概念に触れることが出来る機会も少ないと思います。
ジェレイター・アデプタス・マイナー、表紙の絵
このセクションでは黄金の夜明け団の位階および、表紙の絵についての解説が行われています。
Tの書
このセクションでは「黄金の夜明け団」が考案・作成した魔術書の中にあるタロットに関する記述が解説されています。
概ね原書の『Tの書』を踏襲してはいますが、読みやすいように調整されている箇所もあります。
例えば『コートカードのシンボル表』は黄金の夜明け団においてコートカードがどのように取り扱われているかを知る手助けとなるでしょう。
中村心護さんの『Tの書』では「黄金の夜明け団」の魔術文書にある占い方については簡易的です。