基礎とリーディングが身につく タロットLesson Book | 藤森緑著

この本は【中級者向】です。
ザ・タロット』を初め、多くのタロット解説書を執筆していらっしゃる藤森緑先生によるタロットリーディング実例集です。
タロットカードの解説は、若干端折っているかなと感じましたので中級者向に分類しましたが、タロットの実例が40近く掲載されている(※注)こと、タロットリーディングのコツが掲載されているのが特徴です。

※注:本の表紙には「実例200」と記載がありますが、それぞれのカード解説に78例、実践例41の合計118例が掲載されています。
200という実例は、タロットリーディング例が正逆あることに由来しているものと思われます。

書籍の構成は、広告の後にご紹介します。

目次

Chapter 1 タロット基礎レッスン

Chapter1ではタロット占いに関する藤森先生なりの見解が示されています。
「タロット占いって、どういう占いなの?」と「タロット占いがパワーを発揮するのはどんなテーマ」は、タロット占いを知らない人から質問を受けることが多いので、目を通しておくことをおすすめします。
基礎知識の3項目は、講師によって見解が別れるものも含まれていますので「藤森先生は、このように考えているのだな」と頭の隅に置きながら読むと良いでしょう。

Capter2/22枚の大アルカナ・ Chapter3/56枚の小アルカナ 

Chapter2では、大アルカナ22枚を、Chapter3では、小アルカナ56枚を1枚ずつ2ページに分けて解説しています。
大小アルカナともページ構成は一緒ですので纏めて解説します。

①タロットに描かれた絵の概要が解説されています。
②正位置・逆位置のリーディング例が掲載されています。
③占いの例が掲載されています
④「結果」「対策」のリーディング例が正位置・逆位置で書かれています
⑤ペアで出たカードのリーディング例が書かれています
⑥「似た意味(と著者が考える)」のタロットとの違いが解説されています
⑦ワンオラクル(一枚引き)でのリーディング例が正位置・逆位置で書いてあります。

タロット解説自体は1Pで、もう1Pを使ってリーディング実例を掲載する、というのは、あまり見かけない構成だと思いました。

Chapter3 リーディングLesson

Chapter3では、41の占い実例を紹介しています。
使用しているスプレッドは二者択一、ヘキサグラム、ケルト十字、ホロスコープです。

リーディング実例に入る前にStudyとして「リーディングするときの心構え」「質問の立て方」「表現を増やすコツ」「ストーリーを作るコツ」「タロット占いの上達方法」「タロット占いのタブー」「タロット占いを学ぶと身につくメリット」、基礎知識として「スプレッドとは?」「四元素を詳しく知ろう」「コンビネーション・リーディング」といった項目があります。
長年、タロットの著作をされてこられた藤森先生ならではの意見・知見が読めるので勉強になりますよ。

Study、基礎知識の後はいよいよリーディング実例です。

リーディング実例は原則として(※注)左ページにお悩みと展開結果、右ページにリーディング例が掲載されていますので、右ページを隠した状態で自分なりにリーディングを行い、藤森先生のリーディングと照らし合わせて「読みにくいと感じたカードを、藤森先生はどのようにリーディングしたか、藤森先生と自分のリーディングでは解釈がどのように異なったか」を見ると良いでしょう。

リーディング実例の紹介のあとに『タロットQ&A』というコラムもあります
こちらも勉強になることが書かれています。

(※注:スプレッドによっては1Pに2つ掲載されているものもあります)

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