この本は【参考書籍】です。
『ザ・タロット』の著者である藤森緑先生著によるサンプルリーディングを中心とした一冊。
(但しこちらの『タロットリーディング』のほうが先に出版されています)
体言止めで固い文章なのと「なぜそう読むのか」の解説が少ないので戸惑うところもありはしますが、プロフェッショナルならではの鮮やかなリーディングを読むだけでも参考になる一冊といえるでしょう。
また『第8の扉』のコンビネーションリーディングのポイント解説や『第9の扉』の大アルカナ同志のコンビネーションリーディング例は参考になることがあるかもしれません。
オリジナルかつ枚数の多いスプレッドが中心であること、サンプルリーディングが構成の2/5程度を占めていることを考えますと入門者用とは言いがたいですが、プロがどんなふうに読んでいるのかを知りたい、コンビネーションリーディングについてのプロの意見を知りたいと思う人は一読しても良いと思います。
書籍の構成としては以下の通りです
目次
『第1の扉』
タロット占いに関する心構えや、良くある質問を纏めて掲載しています。
『第2の扉』
変形ヘキサグラム・変形二者択一・ホロスコープ・ゴージャスケルト十字を使い、7つの占例を解釈のポイントを交えながら紹介しています。
『第3の扉』
スリーカード・ナインカードを使い、4つの占例を解釈のポイントを交えながら紹介しています。
『第4の扉』
ナインカード・変形ヘキサグラムを使い「実際にどんなふうに読んでいったのか」のやりとりを紹介しています
『第6の扉』『第7の扉』
大小アルカナのカードのキーワード、解説、意味を紹介しています。
『第8の扉』
コンビネーションリーディングのポイントについて紹介をしています。
『第9の扉』
大アルカナ同士のコンビネーションリーディングを100例紹介しています。