コートカードを人物以外として読むにはどのようにすれば良いですか

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質問

コートカードの読み方について詳しく教えていただけるとうれしいです。

人物のイメージで読むのは比較的なんとかなりますが、出来事として現れた場合(彼とわたしの関係は?とか)や、複数のコートカードが出た場合など、様々な状況で出てくることがあると思うので、人物以外で読むことになる場合やコツなどを教えていただきたいです。

回答

コートカードを心境・状況としてリーディングするときに注意したいポイントは『誰が、どこで、何をしているか』に注目するのはもとより『エレメントをどのように取り扱っているか』を観察してください。

コートカードを「発達の段階」として読む

コートカードを「出来事」として読む場合、どのように考えれば良いのか、と言いますとレイチェル・ポラックが『タロットバイブル P228-230』で書いているように”発達の段階”として考えるのが「わかりやすく・とっつきやすい」と思います。

詳細は『タロット・バイブル』を購入して頂ければ、と思いますが、簡単に説明すると「ペイジ」は状況の初期・「ナイト」は成熟期・「クイーン」と「キング」は爛熟期として捉える、というものです。

つまり「ペイジ」が出たら「問題は未成熟」というように捉えるような感じです。

何をしているのかに注目する

コートカードに限った話ではありませんが「登場人物は、エレメントをどのように取り扱っているのか。そしてエレメントをそのように取り扱うのは何故なのか」に注目すると読みやすくなります。

ある札はエレメントを見つめ、ある札はエレメントを見つめていません。
エレメントを大事そうに掲げている人もいれば、エレメントから目をそらし、別の方向を見ている人も描かれています。

彼らが「なぜそうしているのか」を読み解くことが「状況」や「心境」を読み解く鍵を見つける手がかりとなるでしょう。
この他にも人物(あるいは馬)の動きが心境や状況を読み解く鍵として用いられることもありますね。

人物の目線に注目する

コートカードに限った話ではありませんが、タロットは様々な方向を向いていますね。
その「視線の先」がどこに注がれているかに注目するのもリーディングの手助けとなります。

コートカードの多くは「持っているエレメント」に注がれています
ですが「持っているエレメント」に注がれていないカードもあります。
また、ヘキサグラムスプレッドのような左右対象のスプレッドの場合、目線の先にどんなカードがあるのかもリーディングの手助けとなることがあります。

カードに描かれた場所に注目する

コートカードから状況を読み取るとき「描かれている人物が、どのような場所にいるのか」にも注目してみましょう。

ワンドのコートカードは「ピラミッド、もしくは山が連なったような場所」にいます。

乾燥した大地に立つ状況は「火」の属性にあることを示唆していますが、同時に彼らが「情熱を秘めている」事を想起することが出来るでしょう。
あるいは「旅立ち(物事のはじまり)」をワンドの情景から感じ取ることもあるかもしれないですね。

カップのコートカードは「水辺・川」の近くにいます。

「水」はカップの象徴を示すと同時に彼らがどのような感情を持ち、あるいはどのような感情と向き合っているのかを示しています。
あるいは受動的な・波打つような感情をそこから読み取る事も出来るかもしれません。

ソードのコートカードは「遠くにイトスギの木が立ち、雲が湧き上がっている場所」にいます。

雲は「ソード」の象徴「風」によって流され、あるいは無風状態であるかのように膨らみを見せています。彼らの心境が「風に立ち向かう・追い風を受けている・無風である」ことを読むことが出来るでしょう。

ペンタクルのコートカードは「耕された畑、もしくは果実の実りのある場所」にいます。

ペンタクルは「労働(および研鑽)もしくは現実がもたらす具体的な成果(金銭もしくは果実、あるいは何らかの実りをもたらすもの)」を示唆しています。
畑の耕され方や果実の実り方から「どのような心境・状況にあるのか」を読み取っても良いでしょう。

コートカードの枚数が多い時も基本は一緒です。

まずは「人物として読むならどうなのか」「現状・過去・周囲・対策といったポジションに従って読むならどうなのか」を検討した上で「こっちがしっくりくるかな」と思ったほうを採用すればいい事が殆どです。(勿論例外はあります)

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